2018年7月から19年2月にかけて、フランス・パリで行われた日仏協働の大規模プロジェクト「ジャポニスム 2018」。これに続き、国際交流基金はアメリカのニューヨークとワシントンを中心に「Japan2019」を開催する。
「Japan2019」では、展覧会や舞台公演など7つの公式企画を実施。ニューヨークのメトロポリタン美術館では3月5日より、「『源氏物語』展 in NEW YORK~紫式部、千年の時めき~」を開催。同展では、時代やジャンルを越えて選ばれた優れた作品を通して、『源氏物語』が日本の美術や社会に与えた文化的な影響の軌跡を追い、その華麗な世界を紹介するという。
またクリーブランド美術館では、「神道:日本美術における神性の発見」展(4月9日~6月30日)として平安時代から江戸時代の神道にまつわる絵画や彫刻作品、神道の祭祀に使われた面や装束など約125点を紹介。
加えて、5世紀の埴輪から現代にいたる日米の重要なコレクションから動物表現に関連した作品300点以上を一堂に集める「日本美術に見る動物の姿」展が、ワシントンD.C.のナショナル・ギャラリーオブ・アート(5月5日~7月28日)とロサンゼルス・カウンティ美術館(9月8日~12月8日)を巡回する。
このほか舞台公演では宮城聰演出の『アンティゴネ』、『杉本文楽 曾根崎心中』などが行われる。