2019.2.24

日本初公開作品も。映画とフェミニズムに焦点を当てた特集上映が、川崎市市民ミュージアム 映像ホールで開催

「3月女性史月間特集」として映画とフェミニズムに焦点を当てた上映が、川崎市市民ミュージアム・映像ホールで開催される。本上映では「マヤ・デレン特集」「アメリカ・インディペンデント映画特集」「アニエス・ヴァルダ特集」の3つの特集を実施。上映日は3月2、3、16、17、23、24日。

『ボーン・イン・フレイムズ』 Image Courtesy of Lizzie Borden and Anthology Film Archives, New York. Distributed by Cinenova.
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 川崎市市民ミュージアムで、全6日間にわたる上映「3月女性史月間特集 Kawasaki FEMINIST FILM MONTH」が開催される。本上映では、映画史においてより豊かな映画表現を追求してきた女性作家を3つの特集に分けて紹介する。

 1週目は、ダンスや文化人類学的関心から映像における身体表現を追求したマヤ・デレン(1917~61)を特集。その全映画作品と、44歳の若さでこの世を去ったデレンの、謎に包まれた人生をたどるドキュメンタリー『鏡の中のマヤ・デレン』が上映される。

『午後の網目』 ©Re:Voir Video

 2週目は「アメリカ・インディペンデント映画特集」。近未来のニューヨークで、革命後も続く抑圧に対峙する女性の姿を描いたSFカルト作品『ボーン・イン・フレイムズ』が日本初公開されるほか、ダンサーとしても活動したイヴォンヌ・レイナーが女性の更年期をモチーフに制作した『特権』を上映する。

『ジャック・ドゥミの少年期』 ©ciné tamaris 1990

 最後を飾るのは、ヌーヴェル・ヴァーグを代表する映画監督であり、現在は美術家としても活動するアニエス・ヴァルダだ。本特集では、『5時から7時までのクレオ』(1961)、『幸福(しあわせ)』(1964)、『ジャック・ドゥミの少年期』(1991)といった代表作が上映される。

 日本初公開作品のほか、一部作品は16ミリフィルムでの上映も行われる今回の「3月女性史月間特集」。女性映像作家たちが行ってきた実践は、ジェンダーについての議論が深まる現在に新たな視点を与えてくれることだろう。

『特権』 提供=山形国際ドキュメンタリー映画祭