「瀧本幹也 LUNATION 朔望―海から天体を読む」(茅ヶ崎市美術館)
茅ヶ崎市美術館で、「瀧本幹也 LUNATION 朔望―海から天体を読む」が開幕した。

本展は、写真家・瀧本幹也にとって公立美術館では初となる大規模個展。広告や映画撮影の第一線で活躍するいっぽう、瀧本は自然と宇宙、人間と都市、ミクロとマクロといった異なるスケールを行き来しながら作品を制作してきた。代表作『LAND SPACE』『GRAIN OF LIGHT』から近年の『LUMIÈRE』『PRIÈRE』まで、その仕事を幅広く紹介する。
展覧会の核となるのは、海辺に位置する茅ヶ崎市美術館のために制作された新作『LUNATION 朔望』。「朔(新月)」と「望(満月)」による月の周期と潮汐を手がかりに、満月の光が水面に映る海を写真と映像で捉える。身近な海の風景から、その背後にある天体の運動や宇宙のスケールへと視線を広げる展覧会となる。
会期:2026年9月2日~11月8日
会場:茅ヶ崎市美術館
住所:神奈川県茅ヶ崎市東海岸北1-4-45
電話番号:0467-88-1177
開館時間:10:00~17:00 ※入館は16:30まで
休館日:月(9月21日、10月12日は開館)、9月24日、10月13日
料金:一般 1200円 / 大学生 1000円 / 茅ヶ崎市内在住65歳以上 600円 / 高校生以下、障がい者およびその介護者無料
「共時的星叢──時を共にした星たち 越境する芸術のまなざし」(東京都現代美術館)
東京都現代美術館で、「共時的星叢――時を共にした星たち 越境する芸術のまなざし」が9月5日に始まる。

本展は、1930年代の台湾で結成されたモダニズム詩人グループ「風車詩社」を題材とした映画『日曜日の散歩者』を起点に、近代台湾と日本の文化芸術を捉え直す大規模展。同作の監督・黄亜歴をゲストキュレーターに迎え、台湾近代美術約200点、資料約500点、日本の作品約100点を通して、国や地域、ジャンルを越えて交差した創作の軌跡を紹介する。
陳澄波、黄土水、李梅樹、郭雪湖ら台湾近代美術を代表する作家を、日本でこれまでにない規模で展観。さらに文学や音楽、映画、演劇、舞踏、工芸に関する書籍や雑誌、書簡などを作品と並列して提示する。台湾のUxU Studioによる反射素材を用いた会場構成も含め、単線的な歴史ではなく、複数の文化的関係が「星座」のように立ち現れる展示を目指す。
会期:2026年9月5日~12月13日
会場:東京都現代美術館 企画展示室 1F/3F
住所:東京都江東区三好4-1-1
電話番号:03-5245-4111
開館時間:10:00~18:00(11月の毎金~20:00) ※展示室への入場は閉館30分前まで
休館日:月(9月21日、10月12日、11月23日は開館)、9月24日、10月13日、11月24日
料金:一般 2000円 / 大学生・専門学校生・65歳以上 1400円 / 中高生 800円 / 小学生以下無料
「平子雄一 HUMAN AND NATURE」(東京ミッドタウン日比谷ホール)
東京ミッドタウン日比谷に新たに開業する「東京ミッドタウン日比谷 ホール」で、平子雄一の展覧会「HUMAN AND NATURE」が9月5日から開催される。

植物や自然と人間との共存、その境界の曖昧さを主題としてきた平子。本展では、約1200平方メートルのホール全体を使い、初公開となる新シリーズを含む絵画や立体作品など約300点を展開する。最大約3.5メートルのモビール群や木材による構造体を組み合わせ、鑑賞者が作品世界の内部を歩くような大規模インスタレーションをつくり出す。
平子作品を象徴する、人の身体に植物の頭部を持つモチーフも登場。会場内だけでなく、1階ステップ広場にも大型立体作品を設置し、都市のなかで管理される自然と人間との関係を問い直す。東京ミッドタウン日比谷 ホールのこけら落とし第1弾となる展覧会でもある。
会期:2026年9月5日~10月18日
会場:東京ミッドタウン日比谷 6階ホール
住所:東京都千代田区有楽町1-1-2 東京ミッドタウン日比谷
開館時間:11:00~20:00 ※最終入館19:30
休館日:会期中無休
料金:[オンライン券]一般 2000円 / 大学生・専門学生 1500円 / 中高生 1000円 / 小学生以下無料
[当日券]一般 2200円 / 大学生・専門学生 1600円 / 中高生 1100円 / 小学生以下無料
「民藝 SHOCK!! ―没後60年 静嘉堂の河井寬次郎」(静嘉堂@丸の内)
静嘉堂@丸の内で、「民藝 SHOCK!! ―没後60年 静嘉堂の河井寬次郎」が9月5日に開幕する。
本展は、河井寬次郎(1890〜1966)の没後60年にあわせ、静嘉堂が所蔵する寬次郎作品51件を初めて一挙公開する展覧会。柳宗悦、濱田庄司とともに「民藝」という言葉を生み出し、「用の美」を意識したやきものを制作した寬次郎の活動を、大正末期から昭和初期を中心とする作品群から振り返る。
館蔵品の多くは、寬次郎が民藝運動の中心人物として活動し始めた時期にあたり、「流し薬」「流し描」をはじめ、海鼠釉、辰砂、染付、青磁など多彩な技法が見どころ。また、李朝陶磁や丹波焼、瀬戸焼、中国陶磁など、寬次郎の創作に影響を与えたと考えられる古陶磁もあわせて展示し、その造形の源泉を探る。
会期:2026年9月5日~11月8日
会場:静嘉堂@丸の内
住所:東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館1階
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:00~17:00(ただし、9月23日・10月28日は~20:00、11月6日・7日は~19:00) ※入館は閉館30分前まで
休館日:月(9月21日、10月12日は開館)、9月24日、10月13日
料金:一般 1500円 / 大学生・高校生 1000円 / 中学生以下無料



















