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2026年度特別企画展 落合陽一|天孫帰るってよ?

 鹿児島県の霧島アートの森で「2026年度特別企画展 落合陽一|天孫帰るってよ?」が開催されている。会期は9月23日まで。

 メディアアーティスト・研究者として国内外で活動する落合陽一(1987〜)。2010年ごろより作家活動を始め、境界領域における物化や変換、質量への憧憬をモチーフに作品を展開してきた。筑波大学教授、東京大学准教授、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)テーマ事業プロデューサーを務める。

 本展では、落合が提唱した「計算機自然|デジタルネイチャー」の概念を軸に、多岐にわたる活動と思想を総合的に紹介。大阪・関西万博の「null²」を経て、神話と地質学、古代と未来、物質とデジタル、東洋と西洋などの二項対立を超え、人間とテクノロジー、物質と情報、自然と人工物の新たな関係を模索する。

 今回の展示は、2015年の「計算機自然|デジタルネイチャー」から現在に至るまでの作家活動の最初期10年を総括するものとなっている。

 会場周辺の「天孫降臨」の聖地や霧島連山、約1万600年前の上野原遺跡に代表される縄文文化を背景に、伝統工芸や写真史上にも重要な印影鏡(ダゲレオタイプ)の要素を加え、神々の宴にちなんだ展示や写真作品を展示。地域における大規模なテクノロジーアート展として、伝統の現代的な再解釈や継承の新たなモデルを示す可能性にも触にている。