今週末に見たい展覧会ベスト27。「アンドリュー・ワイエス」展から「トニー・アウスラー」展まで【7/7ページ】

ゴッホの跳ね橋と印象派の画家たち ヴァルラフ=リヒャルツ美術館所蔵(あべのハルカス美術館

 大阪・阿倍野区にあるあべのハルカス美術館で、「ゴッホの跳ね橋と印象派の画家たち ヴァルラフ=リヒャルツ美術館所蔵」展が開催される。会期は7月4日〜9月9日。

フィンセント・ファン・ゴッホ 跳ね橋 1888 ヴァルラフ=リヒャルツ美術館・コルブー財団蔵
Vincent van Gogh, The Drawbridge, 1888, Oil on canvas, Wallraf-Richartz-Museum & Fondation Corboud, Cologne, Photo: ©RBA, Cologne

 19世紀後半のフランスで、美術界を占拠していたアカデミズムに反旗を翻し、変化する社会や新しい生活様式に刺激を受けて、革新的な絵画表現を生んだ「印象派」。印象派は成立当初は厳しい批評や嘲笑の的となったが、柔らかな色彩や親しみやすい主題によって、現在では国内外の多くの人々に愛されている。

 本展では、印象派を代表するモネ、ルノワール、セザンヌ、ピサロをはじめ、彼らに影響を与えたミレー、コローらバルビゾン派の画家たち、さらには新印象主義のもっとも重要な画家のひとりであるシニャックなど、印象派をめぐる42名の画家たちの作品70点を展示。ドイツ有数の美術館、ヴァルラフ=リヒャルツ美術館・コルブー財団のコレクションからなる、印象派に紐づくフランス近代美術の名品の数々を紹介する。

特別展 初!全点一挙公開 久保惣の西洋絵画—モネ、ルノワール、ゴッホをはじめとして—(和泉市久保惣記念美術館)

 大阪・和泉市の和泉市久保惣記念美術館で特別展「初!全点一挙公開 久保惣の西洋絵画—モネ、ルノワール、ゴッホをはじめとして—」が開催される。会期は7月5日~10月4日。

クロード・モネ《睡蓮》(1907)

 和泉市の市制施行70周年を記念して開催される本展は、現在25点にのぼる同館の西洋美術コレクションを初めて全点同時に公開する企画。

 展示室には、クロード・モネ《睡蓮》(1907)やピエール=オーギュスト・ルノワールの《カーニュのメゾン・ド・ラ・ポスト》(1906)、エドガー・ドガ《踊り子》(1879頃)といった印象派の絵画が並ぶ。また、フィンセント・ファン・ゴッホ《紡ぎ車を繰る女》(1883-84頃)をはじめ、ジョルジュ・ルオーアメデオ・モディリアーニパブロ・ピカソアンリ・マティスらの油彩画やデッサン、版画、そしてオーギュスト・ロダンの彫刻などが展示される。

 本展ではコレクションの全点公開に加えて、ひろしま美術館の協力によりクロード・モネ《セーヌ河の朝》(1897)が特別に出品される。同館が所蔵する《睡蓮》(1907)とあわせて展示されることで、モネが手がけた異なる時期の水面と光の描写を比較しながら鑑賞することもできる。 

会期:2026年7月5日~10月4日
会場:和泉市久保惣記念美術館
住所:大阪府和泉市内田町3-6-12
電話番号:0725-54−-0001 
開館時間:10:00~17:00 ※入場は閉館の30分前まで 
休館日:月、7月21日、9月24日 (7月20日、9月21日は開館)
料金:一般 1000円 / 大学・高校生 600円 / 中学生以下無料