今週末に見たい展覧会ベスト19。攻殻機動隊展から江戸東京博物館リニューアルオープンまで【4/5ページ】

「TOPコレクション Don't think. Feel.」(東京都写真美術館

 東京・恵比寿の東京都写真美術館で「TOPコレクション Don't think. Feel.」が開幕した。会期は6月21日まで。

 同館は1988年より作品収集を開始し、学芸員の調査研究にもとづき、2026年3月31日時点で39135点の作品を収蔵している。TOPコレクション展は、写真・映像史を網羅する体系的なコレクションのなかから、特定のテーマに沿って作品を厳選して紹介する場として毎年開催されている。

 本展は、AI時代における「感触」をテーマに、東京都写真美術館が収蔵する写真・映像作品を紹介。武術家・俳優・哲学者であるブルース・リーの言葉「Don’t think. Feel.(考えるな、感じろ。)」を手がかりに、五感を触発する作品を選んだセクションを中心にしつつ、5つの小テーマで構成するオムニバス形式で展示されている。

会期:2026年4月2日~6月21日
会場:東京都写真美術館
住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
開館時間:10:00~18:00(木金〜20:00)※入館は閉館30分前まで
休館日:月、5月7日(5月4日は開館)
料金:一般 700円 / 学生 560円 / 高校生・65歳以上 350円 / 中学生以下無料

「太刀掛秀子展〜『りぼん』70’sおとめチック☆エポック〜」(弥生美術館

まりの きみの声が 『りぼん』4月号表紙 1980 ©太刀掛秀子/集英社

 東京・根津の弥生美術館で「太刀掛秀子展 〜『りぼん』70’sおとめチック☆エポック〜」が開催される。会期は4月4日〜6月28日。

 太刀掛秀子は1956年広島県生まれ。73年、高校生の頃に第6回「りぼん新人漫画賞」で初の「入選」を受賞し、「雪の朝」でデビューした。「なっちゃんの初恋」「ミルキーウェイ」「雨の降る日はそばにいて」などを連載したほか、代表作に「花ぶらんこゆれて...」「まりの きみの声が」「ポポ先生がんばる!!」などがある。

 本展では、70年代半ばから後半にかけて少女雑誌『りぼん』で巻き起こった「おとめチック」ブームを牽引した太刀掛の原画が初公開される。等身大の少女のラブストーリーを描いた「P.M.3:15ラブ♡ポエム」や、シリアスなストーリーの連載作品、ストーリー漫画として最後に発表された「星聖夜」などの原画や制作資料も展示。また太刀掛とともに『りぼん』で活躍した漫画家・陸奥A子、田渕由美子の原画もあわせて紹介される。

会期:2026年4月4日~6月28日
会場:弥生美術館
住所:東京都文京区弥生2-4-3
開館時間:10:00~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(4月28日〜5月10日は開館)
料金:一般 1200円 / 大・高生 1000円 / 中・小生 500円

「飾るよろこび 暮らすたのしみ 竹久夢二のデザインワーク」(竹久夢二美術館

竹久夢二 千代紙 大椿 1914

 東京・根津の竹久夢二美術館で「飾るよろこび 暮らすたのしみ 竹久夢二のデザインワーク」が開催される。会期は4月4日~6月28日。

 竹久夢二(1884〜1934)は、個性的な女性像「夢二式美人」を描き表し、詩情豊かな世界をイラストレーションや文芸作品に表現する傍ら、デザイン分野でも多くの仕事を残した。自身の図案をほどこした雑貨を扱う「港屋絵草紙店」を開き、創意工夫を取り入れた美的な暮らし方を雑誌で発信、また晩年は日用品を製作する美術研究所を計画するなど、日常生活を彩るデザインを追求した。

 本展では「デザイナー・夢二」に注目し、和の趣に加えて西洋文化を取入れたモダンな図案の数々が紹介される。

会期:2026年4月4日~6月28日
会場:竹久夢二美術館
住所:東京都文京区弥生2-4-2
開館時間:10:00~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(4月28日~5月10日は開館)
料金:一般 1200円 / 大・高生 1000円 / 中・小生 500円

クリスチャン・マークレー LISTENING」(ギャラリー小柳

Christian Marclay Concentric Listening(Red and Blue) 2024

 東京・銀座のギャラリー小柳で「クリスチャン・マークレー LISTENING」が開催される。会期は4月4日~6月30日。

 クリスチャン・マークレーは、1955年アメリカ・カリフォルニア生まれ。79年にレコードとターンテーブルを楽器としてもちいたパフォーマンスを開始し、80年代以降は聴覚と視覚の結びつきを探る作品を映像、写真、彫刻、絵画、版画などのメディアで制作している。2011年のヴェネチア・ビエンナーレでは金獅子賞を受賞した。

 本展では、マークレーのオリジナル・コラージュで構成された展示が行われる。新作シリーズとして、雑誌から切り取った頭部の輪郭を放射状にかさねた「Concentric Listening」や、耳の個性を保ちつつ集合的な構造とした「Eccentric Listening」を発表。また、ヴィンテージのレコードジャケットとスリーブをもとにしたシリーズ「Oculi」の最新作《Oculi(Listening Trio)》を展示する。

会期:2026年4月4日~6月30日
会場:ギャラリー小柳
住所:東京都中央区銀座1-7-5 小柳ビル9階
開館時間:12:00~19:00
休館日:日月祝
料金:無料