今週末に見たい展覧会ベスト14。諏訪敦の個展から「浮世絵おじさんフェスティバル」まで【3/4ページ】

たかくらかずき展「キャラクターはことば」(ハイパーミュージアム飯能)

 埼玉・飯能のハイパーミュージアム飯能で開催中のアーティスト・たかくらかずき(1987〜)による個展「キャラクターはことば」が3月1日に閉幕する。

 本展では会場の内や外に、オニやカッパ、十二支、仏教神道、妖怪変化など、たかくらが生み出すキャラクターの数々が集結し、ストーリーを持つコンテンポラリーアート作品として登場。会場にはPCが設置され、ゲームという形式で実際にプレイして遊ぶことができるものとなる。

会期:2025年11月16日~2026年3月1日
会場:ハイパーミュージアム飯能
住所:埼玉県飯能市宮沢327-6 
開館時間:10:00~17:00 ※最終入館は16:30
休館日:会期中無休
料金:一般 1200円 / 4〜18歳 700円

「工芸と天気展 -石川県ゆかりの作家を中心に-」(国立工芸館

展示風景より、左から番浦省吾《双象》(1972)、番浦省吾《海どり》(1973)

 金沢の国立工芸館で、移転開館5周年記念・令和6年能登半島地震復興祈念「工芸と天気展 -石川県ゆかりの作家を中心に-」展が3月1日まで開催中となっている。担当学芸員は日南日和(国立工芸館 特定研究員)。会場レポートはこちら

 令和6年1月1日に発生した能登半島地震から、まもなく2年が経とうとしている。この災害が人々の生活や地域文化、産業にもたらした被害は甚大であり、いまも復興の途上にある。今回の展覧会は、被災地の一日も早い再生を祈念するために企画されたものだ。「工芸と天気」の関わりをテーマに、会場では、松田権六、富本憲吉、木村雨山といった人間国宝18名を含む、石川県ゆかりの作家を中心とした多彩な作品が紹介されている。

会期:[前期]2025年12月9日〜2026年1月18日[後期]2026年1月20日〜3月1日
会場:国立工芸館
住所:石川県金沢市出羽町3-2
電話番号:080-5541-8600 
開館時間:9:30~17:30 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月
料金:一般 1200円 / 大学生 700円 / 高校生 500円

「かみ派の美術―諏訪につどった前衛たち 1969−1974」(長野県伊那文化会館)

 長野・伊那にある長野県伊那文化会館 美術展示ホールで開催中の「かみ派の美術―諏訪につどった前衛たち 1969−1974」が3月1日に閉幕する。

 本展は、1960年代後半から70年代初頭にかけて、長野県諏訪地域に集った前衛的な作家たちの活動を紹介するものだ。当時下諏訪町で活動していた松澤宥を含め、諏訪地域における前衛的な試みを、個々の作家やイベントに着目。作品、写真、書簡、資料などを通じて、それぞれの表現や関係性を示すことを試みている。

 また、「かみ派」という呼称が一部の作家のあいだで用いられていたことを踏まえ、今回の展示では、紙を媒体とした非物質的な表現や記録を手がかりに、当時の活動を整理し紹介している。

会期:2026年1月31日〜3月1日
会場:長野県伊那文化会館
住所:長野県伊那市西町5776 
開館時間:9:00〜17:00 ※入館は閉館の30分前まで 
休館日:無休 
料金:一般 500円 / 大学生・75歳以上 300円 / 高校生以下または18歳未満 無料

「中立点|In-Between ―第19回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館展示帰国展」(京都市京セラ美術館

第19回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展⽇本館展⽰⾵景 ©⾼野ユリカ

 京都市京セラ美術館 桜水館で、「中立点|In-Between ―第19回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館展示帰国展」が3月1日まで開催されている。

 第19回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の日本館展示「中立点|In-Between」は、生成AIとの未来を、人間と非人間、環境との「あいだ」に開かれた対話の場として提示した展示であった。作品は、SUNAKI(砂山太一と木内俊克によるユニット)による1階ピロティと外部空間のインスタレーションと、藤倉麻子+大村高広による2階ギャラリー内のインスタレーションのふたつで構成され、相互補完的に組み合わされる構成が試みられた。

 本展では、1933年の美術館創立と同時に建てられた旧事務所棟(現「桜水館」)の改装工事中の空間を利用している。ヴェネチアでの展覧会をキュレーションチームとふたつの作家チームという3つの主体がそれぞれ独立し、別のかたちに置き換えた帰国展となっている。

会期:2026年1月24日〜3月1日
会場:京都市京セラ美術館
住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
電話番号:075-771-4334
開館時間:10:00〜18:00  ※入場は閉館30分前まで 
休館日:月
料金:無料

「山本一雄 小さな部屋から」(奈義町現代美術館ギャラリー)

山本一雄 里路 2023

 岡山・奈義町にある奈義町現代美術館ギャラリーで開催中の展覧会「山本一雄 小さな部屋から」展が、3月1日に閉幕する。

 山本一雄(1936〜)は岡山県瀬戸内市にある長島愛生園で暮らしながら、89歳になる現在も毎日自身の表現と向き合いながら絵を描く画家だ。長島愛生園は日本初の国立ハンセン病療養所であり、山本は30代で入所。ハンセン病が現在では完治しているにもかかわらず、山本はなおこの地に暮らしながら制作を続けている。

 本展では、山本の長年にわたる創作を紹介し、その作品に込められた時間と感情に注目。日々の暮らしのなかで描き続けるという行為を通して生まれた絵画の数々を展示し、画家の歩みをたどるものとなっている。

会期:2025年12月13日〜2026年3月1日
会場:奈義町現代美術館ギャラリー
住所:岡山県勝田郡奈義町豊沢441
電話番号:0868-36-5811 
開館時間:9:30〜17:00 ※入館は閉館30分前まで 
休館日:月(ただし祝日の場合は開館)、祝日の翌日(祝日の翌日が土日の場合は開館) 
料金:一般・大学生 200円 / 高校生以下、75歳以上 無料
※常設展をあわせて観覧する場合は、一般・大学生は700円

上原沙也加「前の浜」(MISA SHIN GALLERY

 東京・南麻布のMISA SHIN GALLERYで、上原沙也加の個展「前の浜」が2月28日まで開催されている。

 上原は、写真を用いて個人の経験と社会的・歴史的文脈が交差する地点を主題として制作を行ってきた。本展では、2月22日まで横浜市民ギャラリーあざみ野で開催されていた個展「たとえすべての瓦礫が跡形もなくきれいに片付けられたとしても」と連動して発表される新作シリーズを紹介している。

会期:2026年1月31日〜2月28日
会場:MISA SHIN GALLERY
住所:東京都港区南麻布3-9-11 パインコーストハイツ1階
電話番号:03-6450-2334 
開館時間:12:00〜19:00
休館日:日月祝
料金:無料

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