• HOME
  • MAGAZINE
  • NEWS
  • REPORT
  • 「上原沙也加 たとえすべての瓦礫が跡形もなくきれいに片付けら…

「上原沙也加 たとえすべての瓦礫が跡形もなくきれいに片付けられたとしても」(横浜市民ギャラリーあざみ野)開催レポート。生活と地続きにある風景を掬った10年間の軌跡

横浜市民ギャラリーあざみ野で「上原沙也加 たとえすべての瓦礫が跡形もなくきれいに片付けられたとしても」が開催されている。会期は2月22日まで。

文・撮影=大橋ひな子(ウェブ版「美術手帖」編集部)

展示風景より、上原沙也加《台湾 台南》(2024)「緑の日々」より Archival pigment print 59.4×84.1cm

 横浜市民ギャラリーあざみ野で「上原沙也加 たとえすべての瓦礫が跡形もなくきれいに片付けられたとしても」が開催されている。会期は2月22日まで。

 同ギャラリーでは、写真表現の現在を切りとる企画展と横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展を同時開催するシリーズ展「あざみ野フォト・アニュアル」が毎年実施されている。2025年度の本企画展では、注目の若手写真家・上原沙也加が取り上げられた。

 上原は1993年沖縄県生まれの写真家。主な受賞に、第36回写真の町東川賞新人作家賞(2020)、「VOCA展 2024 現代美術の展望─新しい平面の作家たち」VOCA奨励賞、大原美術館賞(2024)がある。風景のなかに立ち現れる記憶や傷跡、場所やものが保持している時間の層を捉える実践として、写真作品を制作している。

 本展は、そんな上原による、生活と地続きにある風景とそこに残された痕跡を丁寧に掬い取るようなアプローチに注目したものである。初の写真集『眠る木』に収録されているシリーズ「眠る木」から最新作まで、上原の10年にわたる取り組みを概観する初の個展となっている。

編集部

Exhibition Ranking