三連休に見たい展覧会ベスト23。内藤礼からCLAMP、吟遊詩人、田中一村まで【5/6ページ】

「市制施行70周年記念 アルフォンス・ミュシャ ふたつの世界」(府中市美術館


アルフォンス・ミュシャ モンテカルロ 紙、リトグラフ サントリーポスターコレクション(大阪中之島美術館寄託)

 府中市美術館で「市制施行70周年記念 アルフォンス・ミュシャ ふたつの世界」が9月21日より開催される。

 19世紀末パリの香りが色濃く漂うアルフォンス・ミュシャの版画は、多くの人の心をつかんできた。さらに近年、ミュシャの油彩画の注目が高まっている。ミュシャが手がけた版画と油彩画をひとつの視点から眺め渡す機会が、これまでほとんどなかったため、別世界のもののように語られてきた。しかし版画にも油彩画にも、一目でミュシャとわかる強い個性があふれている。本展では、版画の代表作と貴重な大型の油彩画、さらに素描や下絵もあわせて、ミュシャの魅力が紹介される。

会期:2024年9月21日~12月1日
会場:府中市美術館
住所:東京都府中市浅間町1-3(都立府中の森公園内)
電話番号:050-5541-8600
開館時間:10:00~17:00 ※入場は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし、9月23日、10月14日、11月4日は開館)、9月24日、10月1日、10月8日、10月15日、11月5日
料金:一般 1000円 / 高校・大学生 500円 / 小学・中学生 250円 / 未就学児、身体障害者手帳(ミライロID)等をお持ちの方と付き添いの方1名 無料 ※10月12日〜10月14日は市民文化の日無料観覧日のため誰でも無料

「日本国憲法展2024」(無人島プロダクションMISA SHIN GALLERY青山|目黒

 無人島プロダクション(9月21日〜10月12日)、MISA SHIN GALLERY(9月28日〜10月19日)、青山|目黒(10月26日〜11月17日)で「日本国憲法展2024」が開催される。

 昨年に続き2度目の開催となる「日本国憲法展」は、広島市現代美術館学芸員の角奈緒子を展示ディレクターに迎え、憲法と美術に焦点を当てるもの。本展は、2019年に刊行された『日本国憲法』(松本弦人編、TAC出版)から着想を得たもので、書籍の掲載作とは異なる新たな作品を選出し、日本国憲法の条文と組みあわせて展示。憲法を体験し、新たな角度から見つめ直す試みとなる。

会期:2024年9月21日〜11月17日
会場:無人島プロダクション、MISA SHIN GALLERY、青山|目黒
料金:無料

「リキッドスケープ 東南アジアの今を見る」(アーツ前橋

 南條史生が特別館長(前橋市文化芸術戦略顧問兼任)を務めるアーツ前橋にで、「リキッドスケープ 東南アジアの今を見る」が開幕する。

 本展は、多様性と流動性に満ちた東南アジアの現在の姿を「リキッドスケープ(流動する風景)」と名付け、ホー・ツーニェンやコラクリット・アルナーノンチャイなど、世界的に活躍する作家に加え、日本初紹介の若手作家を迎えた12組・22作品で構成されるグループ展。東南アジアの社会、生活、文化の「いま」を新しい視点でとらえ、現代社会の矛盾や混沌に向き合いながら、新たな希望や可能性を探求する表現が紹介される。

会期:2024年9月21日〜12月24日
会場:アーツ前橋
住所:群馬県前橋市千代田町5-1-16
開館時間:10:00〜18:00 ※入場は閉館の30分前まで
休館日:水
料金:一般 1000円 / 学生・65歳以上 800円 / 高校生以下無料 ※「群馬県民の日」(10月28日)、「文化の日」(11月3日)、「世界人権デー」(12月10日)は入場無料

「みんぱく創設50周年記念特別展 吟遊詩人の世界」(国立民族学博物館)

展示風景より

 アジアやアフリカ、そして日本の吟遊詩人やそれらを成りたたせる文化を紹介するみんぱく創設50周年記念特別展「吟遊詩人の世界」が、大阪・吹田の国立民族学博物館で開幕した。レポート記事はこちら

 本展は、実行委員長である同館教授の川瀬慈を筆頭に、同館や大学の教授7人がそれぞれの専門分野における調査やフィールドワークの結果を反映。アジア、アフリカ、そして日本の吟遊詩人たちの文化が紹介されるものとなっている。

会期:2024年9月19日~12月10日
会場:国立民族学博物館 特別展示館
住所:大阪府吹田市千里万博公園10-1
開館時間:10:00~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:水
料金:一般 880円 / 大学生 450円 / 高校生以下 無料 

編集部

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