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美術館スイーツ ベスト10。「芸術の秋」を目と舌で楽しもう

美術館では作品鑑賞とともに、見た目も香りも味も楽しめるスイーツを楽しもう。都内近郊のおすすめスイーツスポット10選をご紹介。※撮影した画像は各施設の許可を得ています

文=坂本裕子

サロン・ド・テ ロンド外観。カフェのみの利用も可 画像提供=株式会社ひらまつ

サロン・ド・テ ロンド(国立新美術館内)

 国立新美術館の中にある「サロン・ド・テ ロンド」。その名の通り、巨大な逆円錐形の上部に円形(ロンド)の空間で、ちょっとした浮遊感と館内を見渡せる解放感とともに味わいたいのはケーキセット。木苺のムースとフランボワーズのクーリーによるデコレーションの赤が鮮やかで、チョコとブルーベリーと木苺の実もリズミカル。そして3種のベリーが甘味と酸味のハーモニーで楽しませてくれる。選べるケーキのほか、かわいいマカロンを2種セレクトすることもできる。美術館が集まる六本木では展覧会をはしごすることもあるだろう。アートな一日に、上質な紅茶やスイーツでちょっと優雅な休憩はいかが。

木苺のムース フランボワーズのクーリー
好きなケーキとコーヒーまたは紅茶のセット1540円(税込)。飲み物はプラス220円でおかわりもできる
画像提供=株式会社ひらまつ

住所:東京都港区六本木7-22-2
営業時間:11:00~18:00(L.O. 17:30)
定休日:毎週火曜日(祝日の場合は翌日に振替)

ミュージアムカフェ(アーティゾン美術館)

アーティゾン美術館 ミュージアムカフェ内観。カフェのみの利用も可
画像提供=アーティゾン美術館 

 東京駅近く、ビジネス街の中心にあるアーティゾン美術館1階には、吹き抜けのガラス張りの空間に調度にもこだわったシックな雰囲気のカフェがある。飾り棚にはイタリアデザイン界の巨匠エットレ・ソットサスによるヴェネチアンガラス器や倉俣史朗の作品などが並び、まさに「ミュージアムカフェ」だ。ここでは開催中の展覧会のイメージに合わせた盛り付けもみごとなオリジナルのスイーツを楽しめる。ヘーゼルナッツのミルフィーユは、濃厚なナッツのプラリネとカスタード、ホイップクリーム、キャラメル風味のチョコレートが香ばしいパイ生地に重ねられた一品。オリジナルの紅茶やハーブティーと合わせるとそのハーモニーは絶品。都会の喧騒を忘れて、フォークを入れるのが惜しくなるその美しさとともに香りも堪能したい。

ヘーゼルナッツのミルフィーユ
好きな飲み物とのデザートセット 1800円(税込)~(カフェタイム)。展覧会の企画によりスイーツは変わる。こちらは2024年10月下旬までの予定 

住所:東京都中央区京橋1-7-2
営業時間:11:00~18:00 ランチ 11:00~14:30(L.O. 13:30)、 カフェ 14:30~18:00(L.O. 17:30)
※展覧会開催期間の祝日を除く金曜のみ 11:00~20:00 ランチ 11:00~14:30(L.O. 13:30)、カフェ 14:30~17:00(L.O. 16:30)
ディナー 17:00~20:00(L.O. Aセット 19:00/Bコース 18:30/Cコース 18:30)
定休日:月(祝日の場合は営業、翌平日休業)、年末年始、不定休あり

カフェ ヴァローリス(ヨックモックミュージアム) 

カフェ ヴァローリス内観。カフェのみの利用も可

 パブロ・ピカソの陶芸コレクションで世界的にも知られるヨックモックミュージアム。戦後、ピカソが自由な感性で作陶を楽しんだ南仏ヴァローリスの名を冠するカフェでは、この地で愛されてきたお菓子からインスピレーションされたオリジナルのスイーツ「ミニャルディーズ」を提供している。フランス語で「上品さ、可憐さ」の意味を持つ、手のひらに収まるような愛らしいサイズのお菓子からは、定番の「ヴァローリス」はもちろん、気分でもう一品選びたいところ。カフェをひっくり返した「フェカ」もほろ苦い大人の味わいが人気の一品。紅茶にはヨックモックの定番お菓子、プティ・シガールもついていて、心浮き立つティー・タイムを味わえるはず。

ミニャルディーズ(定番ヴァローリス550円と人気のフェカ590円)を紅茶とともに。ショーケースから好きなものを選んで

住所:東京都港区南青山6-15-1
営業時間:11:00~17:30(L.O. 17:00)

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