
プチ・パレ美術館のコレクションから見るフランス近代絵画の潮流。SOMPO美術館で展覧会開幕
スイスのプチ・パレ美術館のコレクションを通し、19世紀後半から20世紀前半のフランス近代絵画を紹介する展覧会「スイス プチ・パレ美術館展 印象派からエコール・ド・パリへ」がSOMPO美術館で開幕した。本展の見どころを担当学芸員の言葉とともに紹介する。
スイスのプチ・パレ美術館のコレクションを通し、19世紀後半から20世紀前半のフランス近代絵画を紹介する展覧会「スイス プチ・パレ美術館展 印象派からエコール・ド・パリへ」がSOMPO美術館で開幕した。本展の見どころを担当学芸員の言葉とともに紹介する。
東京・広尾の山種美術館で、なんとも涼しげな特別展が始まった。「水のかたち―《源平合戦図》から千住博の『滝』まで―」と題された本展は、水を印象的に描き出した日本画の優品の数々を展示することで、その多様性を紹介するものだ。会期は9月25日まで。
小田原のどかと山本浩貴の編著による論集+インタビュー集『この国(近代日本)の芸術:「日本美術史」を脱帝国主義化する』。2023年刊行予定の同書に関連し、全10回のオンライン講義が開催される。
神話やいまを題材にシンプルかつ繊細な線で描く画家・彫刻家の天野タケル。彼の最新作個展「TAKERU AMANOEXHIBITION “VENUS”」が東京・渋谷のPARCO MUSEUM TOKYOにて開催される。会期は7月22日~8月7日。また、本展に合わせて作品集『VENUS』も会場先行販売される予定だ。
今年11月18日〜20日の会期で国立京都国際会館イベントホールなどを舞台に開催を予定しているアートフェア「Art Collaboration Kyoto」の第2回目。そのラインナップが発表された。※2022年7月11日更新:キュレトリアルテーマを追記しました。
日常生活で出会った風景を組み合わせ、ダイナミックな画面構成で描く工藤麻紀子。学生時代の作品から最新作まで、インスタレーションも含めて140点余りの作品を集めた「工藤麻紀子 花が咲いて存在に気が付くみたいな」と題する個展が、平塚美術館で始まった。
関西最古の現代美術アートフェア「ART OSAKA 2022」が、今年20周年を迎えた。インスタレーションなど大型作品に特化した「Expanded」セクションを新設した老舗のフェアは何を見据えているだろうか。
パリのフォンダシオン ルイ・ヴィトンが今秋、「『モネとミッチェル』展─対話と回顧─」の開催を発表した。クロード・モネの世界最大のコレクションを誇るフランス、マルモッタン・モネ美術館と提携し、印象派の巨匠クロード・モネの晩年の作品 《睡蓮》 をはじめとする作品と、抽象表現主義で知られるアメリカ人アーティスト、ジョアン・ミッチェルの作品との対話がテーマとなる展覧会だ。
一般社団法人アートフェアアジア福岡が福岡国際会議場とホテルオークラ福岡の2会場で「アートフェアアジア福岡 2022」を開催する。第7回目の本年は福岡市との初の共同開催となる。会期は9月30日〜10月3日。
演劇作家・小説家の岡田利規がテキスト・演出を手がけ、ダンサー・振付家の湯浅永麻、映画監督・俳優の太田信吾がそれらを身体に取り入れ語り踊る『わたしは幾つものナラティヴのバトルフィールド』。本作の完成版が埼玉・彩の国さいたま芸術劇場にて9月1日〜4日に上演される。
今週開幕した/閉幕するアートイベントや展覧会のなかから、とくに注目したい6件をピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。
今年創立150年を迎えた上野の東京国立博物館が、7月20日から5日間にわたり、「無料観覧日」を実施する。
大阪・北加賀屋エリアを「アートのまち」としてかたちづくっている千島土地株式会社のコレクションを紹介する展覧会「TIDE – 潮流が形になるとき – 」が、北加賀屋各所で開催されている。会期は7月11日まで。
国内でも屈指のピカソ・コレクションを誇るポーラ美術館とひろしま美術館が共同で「ピカソ 青の時代を超えて」を企画・開催。これまでの作品研究をもとにピカソの制作プロセスに焦点を当て、ピカソの作品を初期からとらえなおすものとなる。会期はポーラ美術館が9月17日〜2023年1月15日、ひろしま美術館が2023年2月4日〜5月28日。
文化庁による「新進芸術家海外研修制度」の成果発表会として1998年から行われてきた「DOMANI・明日展」。その2022年度の展覧会が、11月19日〜2023年1月29日の会期で国立新美術館で開催される。
2025年春の開館を目指し建設中の鳥取県立美術館が、ロゴ・シンボルマークの公募受付を7月7日より開始した。
「ドクメンタ15」が開幕を迎えてから2週間が経った。1つの作品で反ユダヤ主義(アンチセミティズム)が指摘されたことで、ドクメンタは大きく揺れている。
演劇カンパニー・チェルフィッチュによる〈映像演劇〉の最新作『ニュー・イリュージョン』。その作品が今回、東京・王子小劇場にて世界初公開される。チェルフィッチュにとって2021年2月の『消しゴム山』東京公演以来、1年半ぶりの東京公演であり、東京での初めての〈映像演劇〉の上演となる。会期は8月21日〜8月28日。
2020年に中国・武漢を皮切りにスタートし、杭州、ドバイへと巡回したルイ・ヴィトンの「SEE LV」展が、7月8日より東京ミッドタウンの芝生広場にある特別会場で開催される。その内側を一足早くレポートする。
和歌に詠われることで特定のイメージに結びつけられた土地「歌枕」から、日本の美術の豊かさにアプローチする展覧会「歌枕 あなたの知らない心の風景」(6月29日〜8月28日)が、東京・サントリー美術館で始まった。現代では、“古典”として遠くなってしまった日本人の感性をふたたび共有することを試みる、同館ならではの挑戦の空間をレポートする。