今年創立150年を迎えた上野の東京国立博物館。同館がこの節目を記念し、無料開館日を設ける。
期間は7月20日から24日までの5日間。通常は一般1000円（大学生500円）の総合文化展を無料で開放する。総合文化展は、同館収蔵品・寄託品を展示する「常設展」に当たるもの。日本・アジアの美術や考古などの膨大な文化財を5つの展示館で公開しており、その展示総数は常時約3000件にのぼる。東博は特別展で注目されることが多いが、この総合文化展こそが同館を象徴するものだ。
最終日の24日は、「グランドキッズデー」と題し、0歳から中学生とその保護者（小・中学生だけの参加可）を対象としたプログラムも実施。「さわってみよう！考古ハンズオン」「みんなでつくる記念チケット・お絵描きコーナー」「紙芝居『ぶんぶくちゃがま』」「うるし体験ペーパークラフトプリントサービス」など様々な催しが館内各所で行われる。
なお東博では今年、所蔵する国宝89件（日本最多）すべてを会期中に公開する特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」（10月18日〜12月11日）が予定されている。
