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大型作品に特化したセクションを新設。進化し続ける「ART OSAKA 2022」は何を狙う?

関西最古の現代美術アートフェア「ART OSAKA 2022」が、今年20周年を迎えた。インスタレーションなど大型作品に特化した「Expanded」セクションを新設した老舗のフェアは何を見据えているだろうか。

ART OSAKA 2022「Expanded」セクションでの展示風景より、加藤智大(TEZUKAYAMA GALLERY)の作品群

 今年20周年を迎えた関西最古の現代美術アートフェア「ART OSAKA 2022」。そのメインセクション「Galleries」が、7月8日に大阪市中央公会堂でスタートした。

 ART OSAKAの前身は、2002年に大阪の海岸通ギャラリー・CASOで初めて開催された「Art in CASO」。08年には現名称と改称し、以降、現代美術に特化したホテル型アートフェアとして毎年開催されてきた。

 2020年は新型コロナウイルスの影響で中止となったものの、特別企画「ART OSAKA WALL by APCA」として曽根崎の山川ビルで開催。昨年は初めて国指定重要文化財の大阪市中央公会堂を会場とし、15年ぶりにホテルではない平場での開催となった。

ART OSAKA 2022「Galleries」セクションでの展示風景より

 今年は「Galleries」セクションに先行し、インスタレーションなど大型作品に特化した「Expanded」セクションが、7月6日に北加賀屋エリアにある新会場・クリエイティブセンター大阪でスタート。本レポートでは「Expanded」セクションを中心に、進化し続けるART OSAKAの狙いを紹介したい。

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