
第11回
「展覧会」のなかで「個展」と「グループ展」は共在可能か。長谷川新が見た「自営と共在」展
2017年12月に開催された「自営と共在」は、亜鶴(あず)、市川太郎、鈴木操、角田啓、手塚太加丸による展覧会で、同メンバーでは2度目のグループ展となる。それぞれが独自の表現を見せながらも、それらに共有されるイメージのあり方を探る本展に、長谷川新が迫る。

第11回
2017年12月に開催された「自営と共在」は、亜鶴(あず)、市川太郎、鈴木操、角田啓、手塚太加丸による展覧会で、同メンバーでは2度目のグループ展となる。それぞれが独自の表現を見せながらも、それらに共有されるイメージのあり方を探る本展に、長谷川新が迫る。

様々な媒体で作品を制作しながらも、一貫して絵画の可能性を探求している益永梢子。水戸芸術館内のギャラリーで2018年2月10日から個展を開催する作家に、作品について聞いた。

江戸中期京都画壇で活躍し、与謝蕪村とともに南画を大成した画家・池大雅(いけの・たいが)の回顧展が京都国立博物館で開催される。約150件の作品、資料が並び、過去最大規模の大回顧展となっている。会期は2018年4月7日〜5月20日。

NPO法人黄金町エリアマネジメントセンターが、2018年度のアーティスト・イン・レジデンスプログラムの参加者を募集中。参加者はレジデンス期間中、制作や作品発表の場の提供など、様々なサポートを受けることができる。応募締め切りは2月17日。

今年1月に十代目松本幸四郎を襲名した七代目市川染五郎。その姿を約17年にわたって撮影してきた写真家・野村佐紀子による、襲名記念写真展「残夢」が銀座のAKIO NAGASAWA Galleryで開催される。会期は2月1日〜25日。

神宮前に新たに開廊するギャラリー・EUKARYOTEで秋山佑太、カタルシスの岸辺を招いた企画展が開催される。本展はギャラリーの内装工事と並行して開催し、1階から3階、さらに屋上を含んだ空間でインスタレーションを発表する。会期は2018年1月27日〜2月4日。

シベリア抑留での体験をもとにした「シベリア・シリーズ」で知られる、1911年生まれの洋画家・香月泰男の個展が、東京画廊+BTAPで開催されている。会期は1月20日〜2月24日。

愛知県名古屋市生まれのアーティスト・真島直子の個展が、名古屋市美術館で開催される。「地ごく楽」シリーズなど代表作に加え、新作を展示し、その創作の歩みを紹介する。会期は2018年3月3日〜4月15日。

パナソニック 汐留ミュージアムで、「ジョルジュ・ブラック展 絵画から立体への変容―メタモルフォーシス」が開催される。本展はブラックの絵画、彫刻、ジュエリー、陶磁器、室内装飾など多様な表現による晩年のシリーズを、日本で初めて本格的に紹介するもの。会期は2018年4月28日〜6月24日。

過酷な戦争経験を原点とした作品で知られる版画家・浜田知明の、初期作品から近作まで約90点を紹介する展覧会「浜田知明 100年のまなざし」が町田市立国際版画美術館で開催される。会期は3月10日〜4月8日。

2020年に開催される「さいたま国際芸術祭2020」実行委員会の第1回総会が開かれ、事業企画の責任者となるディレクターを公募によって選出することが決定した。今月31日まで、企画提案方式で募集を行う。

写真家・北田瑞絵の初個展が、高田馬場のAlt_Mediumで開催される。「塩竈フォトフェスティバル 2016」での大賞受賞作に加え、新作も展示。会期は2018年2月8日〜20日。

gallery αMで開催中の光田ゆりキュレーションによる企画展シリーズ、αMプロジェクト「鏡と穴-彫刻と写真の界面」。最終回となる第7弾では野村在を取り上げる。会期は2018年2月17日〜3月24日。

17世紀ヨーロッパを代表する画家、ペーテル・パウル・ルーベンス。その作品を同時代のバロック美術とともに紹介する展覧会「ルーベンス展―バロックの誕生」が2018年10月より国立西洋美術館で開催。近年では最大規模のルーベンス展となる。

愛知県名古屋市にあるギャラリー・See Saw gallery + hibitで、1981年生まれのアーティスト・井出賢嗣が個展を開催している。本展は3月3日まで。

『鉄西区』『収容病棟』などのドキュメンタリー映画で注目され、近年美術のフィールドでも活躍するワン・ビン。中国・浙江省湖州で働く出稼ぎ労働者の姿をとらえた新作『苦い銭』が2月3日より公開される。

芸術とスポーツの振興を図るための助成支援を行っているアイスタイル芸術スポーツ振興財団が、第2回目の助成の募集を行っている。応募の締め切りは2月28日。

アーツ千代田 3331で「ポコラート全国公募 vol.8 応募作品一挙公開!!」が開催。全国から寄せられた応募作品約1300点が一堂に会する。来場者による投票、第一線で活躍する公募審査員による審査も同時に行われる。会期は2018年2月23日〜25日。

第5回
「美術手帖」編集部が様々なジャンルの女子クリエイターたちを訪ねて「私が影響を受けた作品」を教えてもらう連載「美手帖女子部。」。第5回は、注目の若手写真家・佐藤麻優子さんに聞きました。

昨年、国立新美術館で開催された「ジャコメッティ展」でも話題となったアルベルト・ジャコメッティ。その画家としての側面を描く映画『ジャコメッティ 最期の肖像』に関連し、画家の諏訪敦と東京大学准教授の桑田光平によるトークイベントが開催される。