
レンゾ・ピアノ設計の富邦美術館(台北)開館レポート。こけら落としはLACMA企画のロダン展
レンゾ・ピアノ・ビルディング・ワークショップの設計による富邦美術館が、5月4日に台北市信義区にオープンした。ロサンゼルス・カウンティ美術館(LACMA)が企画したこけら落とし展「真の自然:ロダンと印象派の時代」やコレクション展が開催されている。

レンゾ・ピアノ・ビルディング・ワークショップの設計による富邦美術館が、5月4日に台北市信義区にオープンした。ロサンゼルス・カウンティ美術館(LACMA)が企画したこけら落とし展「真の自然:ロダンと印象派の時代」やコレクション展が開催されている。

大阪市北区に竣工した超高層複合タワー「ONE DOJIMA PROJECT」で、南條史生の監修により名和晃平やジャン=ミシェル・オトニエルなどの作品約50点が設置されている。

今週末までに開幕・閉幕する展覧会から、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

今年5月に87歳でこの世を去った現代美術の巨匠、フランク・ステラ。抽象表現主義を牽引した作家の功績を、『絵画の解放: カラーフィールド絵画と20世紀アメリカ文化』著者で東京大学大学院総合文化研究科教授の加治屋健司が振り返る。

Gallery & Restaurant 舞台裏で、現代美術家・日比野克彦による、個展・ライブペインティングavecVR「脳はダマせても⇄身体はダマせない♯01」が開催される。会期は5月24日〜6月23日。

5月14日にクリスティーズ・ニューヨークで行われた2つの現代美術のセールが、約1億1467万ドル(約177億4900万円)の落札総額を達成した。

国立新美術館で、日本各地に存在する優れた「デザインの宝」を発掘し、ネットワークを試みる展覧会「DESIGN MUSEUM JAPAN展2024~集めてつなごう 日本のデザイン~」がスタートした。会期は5月26日まで。

クリスティーズ・ニューヨークのオークションで、ポーラ美術館がフェリックス・ゴンザレス=トレスの1992年のインスタレーション《Untitled (America #3)》を落札。1360万ドル(約21億円)の落札額はトレスのオークションレコードを更新した。

アートフェア「Tokyo Gendai」にオフィシャルフェアパートナーとして参画した寺田倉庫が、昨年に続き「TENNOZ ART WEEK 2024」を開催する。会期は6月27日〜7月15日。

東京都写真美術館で、日本を代表する自然写真家・今森光彦の個展「今森光彦 にっぽんの里山」が開催される。会期は6月20日~9月29日。

現代アートのコレクター・植島幹九郎によって設立された「UESHIMA COLLECTION」の収蔵品を紹介する「UESHIMA MUSEUM」が、6月1日に開館する。それを前に、内部が公開された。

横尾忠則が、神戸市にある横尾忠則現代美術館に対して905点の作品を寄贈した。

クラフトマンシップを顕彰するため、2016年にロエベ ファンデーションによって設立された「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ」。今年の大賞と特別賞受賞者が発表された。

第8回
3DCG、コンピュータ・ゲーム、モーションキャプチャーといったデジタル技術を駆使しながら、映像、インスタレーションなど多様な手法でアウトプットするメディア・アーティスト、ルー・ヤン(陸揚)。NFTアートの作品も複数発表しているが、そのすべてが外部のチームの全面協力を得て実現したものだという。作品イメージからはどこかギャップのある、民家をリノベーションした東京都内の新スタジオで、NFTとの緩やかな関わり方や、作品に投影する自身の哲学・精神世界について話を聞いた。

毎年5月18日は「国際博物館の日」。これは博物館が社会に果たす役割を広く普及啓発することを目的として、ICOM(国際博物館会議)によって1977年に制定されたものだ。同日は国内においても各地の博物館・美術館が常設展の無料公開や関連イベントの実施が予定されているため、その一部をピックアップして紹介する。※予定は変更となる可能性があるため、来館前には必ず各館の公式ウェブサイトで確認してほしい。

1977年のICOM(国際博物館会議)第11回大会において採択された「国際博物館の日」(5月18日)。これにあわせICOMがテーマを発表している。

ゲバルト団体(アレクサンドル・タルバ、平居香子、宮内芽依、アントワーヌ・ハルプク、ガーリン)の主宰により、反暴力的反応とその美的様式を探る展覧会 「ゲバルト」展が、東京日仏学院、CAVE-AYUMI GALLERY、セッションハウスで開催される。会期は5月18日〜6月16日。

5月13日にサザビーズ・ニューヨークで行われた2つのイヴニング・オークションで、2億6730万ドル(約418億円)の売上高を記録した。前年同期比で30パーセント増。

上野の森美術館で、書家・石川九楊の全貌にせまる個展「石川九楊大全」が、前後篇にわけて2ヶ月連続で開催される。会期は6月8日〜30日、7月3日〜28日。

現代のフランスを代表するアーティストであるフィリップ・パレーノ。その日本における最大規模の個展「フィリップ・パレーノ:この場所、あの空」が箱根のポーラ美術館で開催される。会期は6月8日~12月1日。