
破壊的に現代を予見する。 工藤哲巳とカロル・ラマの二人展がファーガス・マカフリー東京で開催
今年3月、東京・表参道に進出した、ニューヨークを代表するギャラリー「ファーガス・マカフリー」。オープン後第2弾の展示として同ギャラリーが紹介するのは、生物の形態を思わせる立体作品で知られる工藤哲巳と、作品を通して身体、セクシュアリティ、欲望などを探求したカロル・ラマの2人だ。展覧会の会期は6月26日〜8月4日。

今年3月、東京・表参道に進出した、ニューヨークを代表するギャラリー「ファーガス・マカフリー」。オープン後第2弾の展示として同ギャラリーが紹介するのは、生物の形態を思わせる立体作品で知られる工藤哲巳と、作品を通して身体、セクシュアリティ、欲望などを探求したカロル・ラマの2人だ。展覧会の会期は6月26日〜8月4日。

『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2018年6月号では、ジェンダー的な視点から表現を問う書籍やキュレーターの自伝的芸術論などを取り上げた。ウェブでは3冊ずつ、2回にわけて紹介する。

2017年11月、クリスティーズで世界最高額となる約508億円で落札されたレオナルド・ダヴィンチの《サルバトール・ムンディ》がルーヴル・アブダビでついに一般公開されることとなった。公開日は9月18日。

6月18日朝に発生した最大震度6弱の大阪北部地震で被災した国立民族学博物館の被害状況が明らかになった。現在休館中の同館によると、展示物21点が破損などの被害を受けたという。

Googleが提供しているアートのプラットフォームアプリケーション「Google Arts & Culture」。世界各国の美術館が所蔵する名画をデータベースとして掲載しているこのアプリで、セルフィー(自撮り画像)と名画をマッチングさせる機能が実装された。

2019年に開催される国際展「岡山芸術交流 2019」でアーティスティックディレクターを務めるフランス人アーティスト、ピエール・ユイグ。前回は作家として参加した同国際展をどのようにディクションするのか? 来日した本人に芸術祭という枠組み、そして「岡山芸術交流 2019」で目指すものについて話を聞いた。

パリでもっとも長い歴史を誇り、ナポレオン1世の時代から歴史を彩ってきたジュエリー・ブランドであるショーメの世界を堪能できる展覧会「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界—1780年パリに始まるエスプリ」が東京・丸の内の三菱一号館美術館で6月28日に開幕。絢爛豪華ジュエリーが並ぶ本展の見どころをお届けする。

東京・西新宿にあるスバルビルの最後のテナントだったマクドナルドが7月21日をもって閉店する。スバルビルの解体が予定されるなか、同ビル地下にある東京を代表するパブリック・アートのひとつ、《新宿の目》の行方に注目が集まっている。

フェルメールの絵画世界に発想を得た小説を原作にした映画「チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛」が10月6日から公開される。17世紀オランダを舞台に、フェルメールが描いた作品へのオマージュが散りばめられた映画だ。

東京・丸の内の三菱一号館美術館は2019年の展覧会スケジュールを公開した。19年は「ラファエル前派の軌跡展(仮)」などの展覧会を開催する。

蛍光顔料を鋳込んだオリジナルのアクリル板を用いた作品で、ドイツのライトアートを牽引するレギーネ・シューマン。現在はケルンを拠点に、世界各地で作品を発表するシューマンの個展がタグチファインアートで開催されている。会期は5月29日〜7月21日。

「イサム・ノグチ —彫刻から身体・庭へ—」展が東京・初台の東京オペラシティ アートギャラリーで開催される。本展は、世界的美術家と謳われたノグチの国内外での活動の全容を紹介するもの。会期は7月14日〜9月24日。

家族や友人から、スポーツ選手、ミュージシャン、活動家まで多様な人物の肖像画を描く、アフリカ系アメリカ人のヘンリー・テイラー。Blum & Poe(東京)での日本初個展を機に来日した作家に、自身の境遇やそれを元とした作品制作の関係について話を聞いた。

2001年からユニットでの活動を行う山下麻衣+小林直人。本展では、自然を人の対義語としてとらえるのではなく、人も宇宙も自然の一部として解釈したという新作の映像作品4点を展示した。「自然観察」と題された本展を、キュレーターの服部浩之が論じる。

1970年代より書籍の装丁、雑誌の表紙やポスター、小説やエッセイの執筆、絵本、漫画など、多方面で活動する安西水丸の展覧会「イラストレーター 安西水丸展」が福島県立美術館で開催される。会期は2018年7月7日〜9月2日。

鎧姿の人物をかたどった立体などで知られる美術家・野口哲哉の個展「〜中世より愛をこめて〜 From Medieval with Love」が東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスで開催される。本展は、ポーラ・オルビスグループにちなんだ新作を含む約50点を紹介するもの。会期は7月13日〜9月2日。

岐阜県現代陶芸美術館にて「驚異の超絶技巧!明治工芸からアートへ」が6月30日から8月26日の会期で開催。2014年から翌年にかけて6都市を巡回し、大好評を博した「超絶技巧!明治工芸の粋」展の第2弾となる。前回からさらに進化したというその内容とは?

写真の可能性を決定的瞬間の外部に見出し、スナップ写真を独特の間合いで映像化する作品で評価される迫鉄平の個展「FLIM」が東京・新宿のSprout Curationで開催された。迫の新作が発表された本展について、映像論研究者の福尾匠が分析する。

1939年にアメリカに亡命後グラフィックデザイナーとして活躍し、孫のために制作した絵本をきっかけに、本格的に絵本の世界に足を踏み入れたレオ・レオーニ。絵本『スイミー』の作者であるレオーニの作品を、絵本の原画を中心に、油彩・彫刻・グラフィックデザインなどもあわせて紹介し、その人生と創作に迫る展覧会が開かれる。会期は8月11日〜9月24日。

ゲーテ・インスティトゥート東京で、6月30日からVRインスタレーション「VRwandlung」の展示が行われる。このVR作品のテーマは、フランツ・カフカによる小説『変身』。自分の体が虫に変身してしまう主人公の体験ができる。