破壊的に現代を予見する。 工藤哲巳とカロル・ラマの二人展がファーガス・マカフリー東京で開催

今年3月、東京・表参道に進出した、ニューヨークを代表するギャラリー「ファーガス・マカフリー」。オープン後第2弾の展示として同ギャラリーが紹介するのは、生物の形態を思わせる立体作品で知られる工藤哲巳と、作品を通して身体、セクシュアリティ、欲望などを探求したカロル・ラマの2人だ。展覧会の会期は6月26日〜8月4日。

NEWS / HEADLINE

キュレーション論からジェンダー論、キャラクター表現論まで。6月号新着ブックリスト(1)

『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2018年6月号では、ジェンダー的な視点から表現を問う書籍やキュレーターの自伝的芸術論などを取り上げた。ウェブでは3冊ずつ、2回にわけて紹介する。

INSIGHT

ピエール・ユイグが岡山芸術交流で目指すもの。「超個体(スーパーオーガニズム)」とは何か?

2019年に開催される国際展「岡山芸術交流 2019」でアーティスティックディレクターを務めるフランス人アーティスト、ピエール・ユイグ。前回は作家として参加した同国際展をどのようにディクションするのか? 来日した本人に芸術祭という枠組み、そして「岡山芸術交流 2019」で目指すものについて話を聞いた。

INTERVIEW

日本初の大規模な「ショーメ展」が三菱一号館美術館で開幕。豪華絢爛なジュエリーとともに、パリの歴史にふれる

パリでもっとも長い歴史を誇り、ナポレオン1世の時代から歴史を彩ってきたジュエリー・ブランドであるショーメの世界を堪能できる展覧会「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界—1780年パリに始まるエスプリ」が東京・丸の内の三菱一号館美術館で6月28日に開幕。絢爛豪華ジュエリーが並ぶ本展の見どころをお届けする。

NEWS / REPORT

ミニマルな光の世界が来日。 レギーネ・シューマンの個展 「ヒカリ!」がタグチファインアートで開催

蛍光顔料を鋳込んだオリジナルのアクリル板を用いた作品で、ドイツのライトアートを牽引するレギーネ・シューマン。現在はケルンを拠点に、世界各地で作品を発表するシューマンの個展がタグチファインアートで開催されている。会期は5月29日〜7月21日。

NEWS / EXHIBITION

異なるもの同士の出合いから、 人間の知覚と思考を再考する。 服部浩之が見た、山下麻衣+小林直人「自然観察」

2001年からユニットでの活動を行う山下麻衣+小林直人。本展では、自然を人の対義語としてとらえるのではなく、人も宇宙も自然の一部として解釈したという新作の映像作品4点を展示した。「自然観察」と題された本展を、キュレーターの服部浩之が論じる。

REVIEW

「武士の心を知る前に、人の心を知りたい」。人気作家・野口哲哉が4年ぶりの大型個展を開催

鎧姿の人物をかたどった立体などで知られる美術家・野口哲哉の個展「〜中世より愛をこめて〜 From Medieval with Love」が東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスで開催される。本展は、ポーラ・オルビスグループにちなんだ新作を含む約50点を紹介するもの。会期は7月13日〜9月2日。

NEWS / EXHIBITION

明治工芸と現代美術が対峙。大反響を呼んだ「驚異の超絶技巧」展の第2弾が岐阜県現代陶芸美術館で開催

岐阜県現代陶芸美術館にて「驚異の超絶技巧!明治工芸からアートへ」が6月30日から8月26日の会期で開催。2014年から翌年にかけて6都市を巡回し、大好評を博した「超絶技巧!明治工芸の粋」展の第2弾となる。前回からさらに進化したというその内容とは?

NEWS / EXHIBITION

絵本『スイミー』の原画も来日。 レオ・レオーニの波乱の生涯と絵本原画を紹介する展覧会が開催

1939年にアメリカに亡命後グラフィックデザイナーとして活躍し、孫のために制作した絵本をきっかけに、本格的に絵本の世界に足を踏み入れたレオ・レオーニ。絵本『スイミー』の作者であるレオーニの作品を、絵本の原画を中心に、油彩・彫刻・グラフィックデザインなどもあわせて紹介し、その人生と創作に迫る展覧会が開かれる。会期は8月11日〜9月24日。

NEWS / EXHIBITION