写真家・松江泰治の代表シリーズ「gazetteer」をカラーでも。TARO NASUで未発表作品を多数公開

写真家・松江泰治の個展が、東京・東神田のTARO NASUで開催される。本展では、松江の代表シリーズ「gazetteer」より、同じ被写体を撮影したモノクロとカラー両方の風景作品を展示。モノクロとカラーのイメージを往還することができる。会期は11月24日~12月22日。

NEWS / EXHIBITION

ダークツーリズムから月岡芳年まで。12月号新着ブックリスト(2)

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。ドゥルーズの『シネマ』をひもとく論考から月岡芳年研究まで、『美術手帖』12月号に掲載された注目の新刊を3冊ずつ2回にわたり紹介する。

INSIGHT

アジアのアーティストによるレクチャー・パフォーマンスを軸に。YCAMで開催の「呼吸する地図たち」展で、日本を読み解きなおす

演出家・リサーチャーのマーク・テをゲストキュレーターに迎えた展覧会「呼吸する地図」が、山口情報芸術センター[YCAM]で開催。12週にわたるレクチャーやレクチャー・パフォーマンス、インスタレーションなど様々なプログラムを実施する。会期は12月15日〜2019年3月3日。

NEWS / EXHIBITION

直木賞受賞作家の島本理生から小林エリカまで。化粧品から生まれた文学作品集『めぐるをめぐる10の何か』が無料配布へ

「めぐる」をテーマに、新進気鋭の10人の作家とコラボレーションした文学作品集『めぐるをめぐる10の何か』をオルビスが刊行。本著は11月17〜18日に原宿・神宮前交差点付近、22日に品川、24〜25日には二子玉川へと巡回する移動式本屋「ORBIS BOOK TRUNK」で無料で入手できる。

NEWS / HEADLINE

第8回

【シリーズ:BOOK】 33年にわたる渾身の研究の集大成『評伝 田中一村』

『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2018年12月号の「BOOK」2冊目は、田中一村研究の第一人者である大矢鞆音が、一村と同時代に生きた父・大矢黄鶴の姿を一村に重ね、独自の取材で追い続けた渾身の著書『評伝 田中一村』を取り上げる。

SERIES / BOOK

「偽造」し、真価を「奪う」ことで見えてくるものとは? 中尾拓哉評 TENGAone「盲点-blind spot-」展

ストリート・アーティストとして国内外で活動し、近年ギャラリーやフェアへと発表の場を広げているTENGAone。ダンボールという「使い捨て」の素材を「偽造」し、その上に商品パッケージやキャラクターのイメージを描いたシリーズのほか、キャンバスを用いた大作も発表した。同展について、美術評論家の中尾拓哉がその作品のレイヤーをときほぐす。

REVIEW

第7回

【シリーズ:BOOK】 女性作家のみを扱った評論集『独身者たち』

『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2018年12月号の「BOOK」1冊目は、アメリカのポストモダニズムを代表する美術評論家、ロザリンド・E.クラウスによる著書『独身者たち』の待望の訳書を取り上げる。

SERIES / BOOK

PREMIUM

女性性、他者としての美術史。ケイト・グルービー インタビュー

イギリス・ヨークシャーと南フランスを拠点に、パートナーと世界を旅しながら活動しているケイト・グルービー。 人との出会いや関係性をテーマに、一見、ピカソやマティスなどの作風を彷彿とさせながらも、 パフォーマンスと深く結びついた絵画を制作してきた。大和日英基金アートプライズ受賞を機に来日し、個展を開催した作家に、自身のライフスタイルとそれに基づく作品制作について話を聞いた。

INTERVIEW

バンクシーは、なぜ作品を切り刻まなければならなかったのか?

バンクシーの代表作《風船と少女》が老舗のオークションハウス「サザビーズ」に登場。1億5000万円もの値段で落札された瞬間、バンクシー自らあらかじめ額に仕込んだ仕掛けによって、その場で細断された。ストリートを中心に活動を続けながらも、時には著名な美術館や博物館に忍び込んで勝手に作品を展示するなど、内と外を横断しながら数多くの“いたずら(Prank)”を仕掛けてきた覆面アーティスト・バンクシー。これまでの作品や活動を振り返りながら、いったいなぜ自作を破壊するようなスタントを行ったのかを、バンクシーに直接インタビューをした経験を持つライター、鈴木沓子が考察する。

INSIGHT

ル・コルビュジエの原点を見る。国立西洋美術館で「ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代」が開催決定

ル・コルビュジエが故郷のスイスを離れ、芸術の中心地パリで「ピュリスム(純粋主義)」の運動を推進した若年期の時代に焦点を当てる展覧会「ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代」が開催される。絵画、建築、都市計画、出版、インテリア・デザインなど約10年間の多様な活動を振り返る本展の会期は、2019年2月19日~5月19日。

NEWS / EXHIBITION

村上隆のキュレーション展が熊本市現代美術館で開催。「もの派」と「スーパーフラット」のあいだの「バブルラップ」とは?

現代美術家・村上隆のコレクションとキュレーションによる展覧会が、熊本市現代美術館で開催される。本展は、主にバブル経済期を中心とするアートムーブメントに焦点を当てながら、1990年以降の「失われた20年」の日本の陶芸芸術をあわせて俯瞰することで、戦後の現代美術を新しい視点で解釈することを試みる。会期は12月15日~2019年3月3日。

NEWS / EXHIBITION