「物語」を感じさせる油彩画を描き継ぎたい。Sablo Mikawaインタビュー
油彩画のオールドマスターたちから多大な影響を受け、伝統的な「文法」に則りながらも、現代的で斬新なモチーフを次々と描きキャリアを重ねるペインター・Sablo Mikawaに創作の様子や作風の原点を聞いた。
油彩画のオールドマスターたちから多大な影響を受け、伝統的な「文法」に則りながらも、現代的で斬新なモチーフを次々と描きキャリアを重ねるペインター・Sablo Mikawaに創作の様子や作風の原点を聞いた。
能登印刷が9月にローンチした、デジタル・アーカイヴのプラットフォーム事業「MU(ミュー)」。コレクションの楽しみ方を提示することで、ミュージアムの課題解決とアートファンの裾野拡大を目指す新たな取り組みだ。その展望を、同社代表・能登健太朗の話とともに紹介する。
ガラスや陶磁器の分野を中心に、フィンランド・デザインを代表する製品を生みだしてきたライフスタイルブランド・イッタラ。その日本で初めてとなる大規模展「イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき」が(Bunkamura ザ・ミュージアム)で開催されている。イッタラ・デザインの成り立ちやデザイン哲学について、本展をキュレーションしたハリー・キヴィリンナ(フィンランド・デザイン・ミュージアム展覧会担当上席学芸員)が、戦後フィンランドの歴史と社会の視点から解き明かす。
「OIL by 美術手帖」がお送りする、アーティストの対談企画。今回は、T9G(TAKUJI)と松山しげきが登場。現代に生きる人間のありようをテーマに、インスタレーションや絵画で表現を続けてきた松山と、フィギアの造形師だったキャリアを生かし技巧に富んだ立体作品を手がけるT9Gに、今年新設したばかりという松山のアトリエで話を聞いた。
2006年に東京都現代美術館の展示室全3フロアに展開する圧巻の規模で開催された「全景 1955-2006」展。同展以来、16年ぶりとなる大回顧展を11月に控える大竹伸朗。会期前に東京国立近代美術館で今回の展覧会にかける思い、そして制作に対する考えを聞いた。
森美術館で開催中の「地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング」で、アーティスト・飯山由貴がドメスティック・バイオレンス(DV)をテーマにした新作を発表。同作の背景や展示のつくり方、そしてそこから見えてきた構造的な問題などについて、彫刻家/評論家の小田原のどかが飯山に話を聞いた。
東京・渋谷のbiscuit galleryで9月8日から開催されている「影をしたためる notes of shadows」展。2020年の開廊以来、同ギャラリーではオーナーが企画を手がけ展示を開催してきたが、このたび若手キュレーターが企画を行うプロジェクト「biscuit gallery Curator Projects」を立ち上げた。その初回のキュレーションを手がけたのはキュレーターの松江李穂。出展アーティストに菊谷達史と前田春日美を迎え、新たな取り組みに挑む3人に話を聞いた。
「OIL by 美術手帖」がお送りする、アーティスト対談企画。京都を拠点に活動する高瀬栞菜と天牛美矢子は、ともに京都市立芸術大学出身で世代が少しだけ違う。2人の共通項は「物語性」。「負」の感情から発するものを物語のちからによって独自のスタイルに昇華させた両者の世界が、対話を通して明らかになるだろう。
新型コロナウイルス感染症が猛威を振るうなか、世界中のオークションハウスはオンラインでの成長戦略を積極的に模索し始めた。同時に、オークションの裏側では、プライベートセール(相対取引)が急成長している。コロナ禍がもたらした変化やプライベートセールの仕組み、そして日本市場の成長戦略について、株式会社サザビーズ・ジャパン代表取締役会長兼社長の石坂泰章に話を聞いた。
気候危機が迫る現在、デザインの力でどのように社会を変えていけるのか? ロンドンのデザイン・ミュージアムで行われている「RESTORE」展やロイヤル・カレッジ・オブ・アートの講師へのインタビューを通して、デザインと気候危機の関係性に迫る。
ニューヨークを拠点に、日米両国で核問題のリサーチと被爆者インタビューを続けながら制作を続ける蔦谷楽。日本で初となる個展「ワープドライブ」が開催中の原爆の図 丸木美術館で話を聞いた。
2022年で開館15周年となる国立新美術館。2019年に着任した館長・逢坂恵理子に今後の抱負を聞いた。
「OIL by 美術手帖」がお送りする、アーティスト同士の対談企画。福岡県出身・在住の浦川大志と、岩手県出身・京都府在住の松田ハル。両者はともに1990年代生まれ。たがいをリスペクトする2人の若手作家が、それぞれの制作、自分たちの世代に感じることから作家としての生き方まで、熱く語り合った。
スライム状の物質を用いた独特な人物像で注目を集める若手作家のひとり、友沢こたお。銀座 蔦屋書店に新たなアートスペースとしてオープンした「FOAM CONTEMPORARY」のこけら落としとして、個展「Monochrome」を開催する友沢に話を聞いた。
弾圧されながらも負の感情に抗い、戦い続ける罪なき人々に光をあてた絵画。そこには宗教性、物質性が込められている。後藤夢乃のアトリエを訪れ、話を聞いた。
東京・天王洲のTERRADA ART COMPLEX IIの「T&Y Projects」は、代表を務める栗田裕一が自身のアートコレクションを家具とともにコーディネートする形態で作家の個展を開催してきた。コマーシャルギャラリーとは異なるかたちで作品を見せる本スペースについて、栗田の思いをインタビューした。
2022年6月18日から9月25日まで開催される、国際現代芸術展「ドクメンタ15」。これまでの“アートの祭典“とはまったく異なる様相に、賛否両論、熱い議論が巻き起こっている。今回の芸術監督に抜擢されたインドネシアのアート・コレクティブ「ルアンルパ」のメンバー、レザ・アフィシナと、アーティストチームのひとり、フレデリケ・ハンゼンに話を聞いた。
非営利団体「weMORI」が、アーティスト・コムアイとアートディレクター・村田実莉とタッグを組み、今年4月にNFT作品をローンチ。作品販売を通してその売上の50パーセントをマダガスカル島の森林保護へ寄付するという仕組みだ。NFTマイニングのために大量な電力が消費され環境負荷が危惧されるなか、NFT×環境問題について改めて3人に話を聞いた。
「素知覚」(そちかく)と自ら名付けた、五感に分類できないありのままの知覚でとらえた世界を絵画で表現する畑山太志。個展「空間体」を開催中のギャラリー、EUKARYOTEで話を聞いた。
2022年に開催されるドクメンタ15の芸術監督を務めることになったインドネシアのアート・コレクティブ、ルアンルパ。2000年に1軒の家を拠点に6名の作家が集り始まったその実践は、都市問題に応答しながら拡大してきた。彼らがどのように社会とともに活動してきたのか、拠点とするジャカルタで話を聞いた。