PREMIUM

3つのキーワードをもとに読み解く人間・山下清

日本各地を放浪し、行く先々の風景を貼絵で表した画家・山下清。彼の生き方や作品は人々を惹き付け、彼をモデルにしたドラマや映画『裸の大将』も制作されたほどだった。それらを通して、「放浪の画家」、「日本のゴッホ」としての彼のイメージは、広まり、定着した。が、フィクションである以上、そこに描かれているのは現実そのままではない。今回は3つのキーワードをもとに、いま一度、「神話」を解体し、山下清の実像に迫ってみたい。

INSIGHT

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ホックニーが描くハリー・スタイルズらの肖像画。ロンドンで「デイヴィッド・ホックニー:ドローイング・フロム・ライフ」展が開催へ

3年に渡る大規模な改装を終えて、6月末に再オープンしたロンドンのナショナル・ポートレイト・ギャラリー。11月3日からは「デビッド・ホックニー:ドローイング・フロム・ライフ」がスタートする。このエキシビションではホックニーの60年に渡るキャリアの中で描かれた肖像画およそ160点が展示されることになっているが、このたびさらに33点の新作が加わることが発表された。

NEWS / EXHIBITION

第67回

櫛野展正連載「アウトサイドの隣人たち」:トリックスターとしての怪獣たち

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第67回は、2016年以来、7年ぶりに訪ねた八木志基くんのいまに迫る。

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第6回

安藤正子のアトリエを訪ねて。「そのときどきの自分の関心や心の動きが絵になるので、人生がそのまま反映されてしまう」

アーティストは日頃どんな場で、何を考えどう制作を進めているのか。「創造の現場」を訪ね、問うてみたい。あなたはどうしてここで、そんなことをしているのですか?と。今回赴いたのは、愛知県にある安藤正子さんの創造の現場である。

PREMIUM

膨大なコレクションから見る、フレディ・マーキュリーがつくりあげた世界

9月6日からロック・ヴォーカリストの故フレディ・マーキュリーが所有していたパーソナルコレクションのオークション「フレディ・マーキュリー ア・ワールド・オブ・ヒズ・オウン」がロンドンのサザビーズで開催される。それに先駆けて、競売にかけられる品々を並べたエキシビションが開催中だ。1469点にものぼるアイテムを、高級街ニューボンド・ストリートに位置する老舗オークションハウス内の2フロア15室のギャラリーに所狭しと並べ、まさに文字通りフレディがつくりあげた彼だけの世界を垣間みることができる絶好の機会となっている。9月5日まで無料で一般公開されており、誰もが自由に鑑賞できるのも嬉しい。

NEWS / REPORT

フルクサスの日本人女性アーティストに注目。「アウト・オブ・バウンズ フルクサスと日本人女性芸術家たち」がニューヨークで開催へ

久保田成子、オノ・ヨーコ、斉藤陽子、塩見允枝子といった、フルクサスにおける日本人女性アーティストの重要な役割に焦点を当てる展覧会「アウト・オブ・バウンズ フルクサスと日本人女性芸術家たち」がニューヨークのジャパン・ソサエティー(JS)ギャラリーで開催される。会期は10月13日〜2024年1月21日。

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