「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」の姉妹フェスティバルとして、今年4月から5月にかけて京都市内の能楽堂、寺院、日本庭園、クラブなどで初めて開催された「KYOTOPHONIE ボーダレス・ミュージックフェスティバル」。その秋会期が10月7日〜8日の2日間、海の京都と称される京都府北部・天橋立で開催される。
普段は演奏会場として使用されることのない禅寺や能楽堂など、京都だからこそ成し得る特別な会場で開催し「心を揺さぶるような感動体験」を提供する新しい表現を目指して誕生したKYOTOPHONIE。今年の春に行った初の開催では延べ3000人を超える観客を迎え、大きな反響を呼んだ。
今秋の「KYOTOPHONIE 2O23 天橋立」は、日本三景のひとつであり、京都府北部の宮津湾に面した特別名勝「天橋立」の大自然を舞台に開催。全長3.6キロメートルにおよぶ砂洲に約6700本の松が生い茂る荘厳な景色のなかで、天橋立の白い砂浜と水平線を借景に建てる「海のステージ / Beach Stage」、数百年のときを経て息づく木々と名水・磯清水に囲まれた「森のステージ / Forest Stage」、絶景の砂浜に置かれた駅ピアノならぬ「海ピアノ / Piano on the beach」の3ヶ所にステージが設置される。
レゲエ・レジェンドのホレス・アンディを迎えたブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのジャマイカ版と言われるINNA DE YARD(初来日)らをはじめ、世界7ヶ国12組のアーティストがパフォーマンスを行う予定。また、東京と京都の人気シェフや、フランス・アルルのミシュランスターシェフ、アルマン・アルナルが地産の食材を使い、その日限りのメニューを創作する「海のレストラン/ Pop Up Beach Restaurant 」も開設する。
豊かな自然を背景に、日本を含め世界中からの個性的なミュージシャンを生音で聴き、感動的な食の魅力に出会うことができる機会をお見逃しなく。