坂本龍一や高谷史郎らの作品を展示。「AMBIENT KYOTO」が今秋、京都で再び開催へ

昨年、京都で初めて開催されたアンビエントをテーマにした視聴覚芸術の展覧会「AMBIENT KYOTO」。その2回目が京都複数の会場で開催される。会期は10月6日〜12月24日。

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 昨年、京都で初めて開催されたアンビエントをテーマにした視聴覚芸術の展覧会「AMBIENT KYOTO」。その2回目となる「AMBIENT KYOTO 2023」が、10月6日〜12月24日に京都複数の会場で開催される。

 京都中央信用金庫 旧厚生センターを会場に、昨年第1回目として開催された「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」。アンビエントの創始者ブライアン・イーノによる音と光のインスタレーションが築90年の歴史ある建物の3フロアにわたって展開され、大きく好評を博した。

京都中央信用金庫 旧厚生センター

 今年は、日本が世界に誇るアーティスト、坂本龍一、高谷史郎、コーネリアス、バッファロー・ドーター、山本精一による作品が展示。会場は、昨年の京都中央信用金庫 旧厚生センターのほか、京都新聞ビル地下1階が新たに加わる。また、展覧会だけでなく、会期中の10月13日と14日には、東本願寺・能舞台でアンビエント・ミュージックに多大な影響を与えたミニマル・ミュージックの巨匠テリー・ライリーによるライブも行われる。

京都新聞ビル 画像提供=京都新聞
東本願寺・能舞台

 AMBIENT KYOTO 2023の実行委員会はリリースで、「長期的視野に立ち、展覧会を開催し続け、京都が『アンビエントの聖地』として国内のみならず国際的な評価・認知を得ることを目指す」とし、次のように述べている。

 「アンビエントは、音だけを切り取って成り立つものではなく、その音楽が流れる風土・文化の一部となる音楽。またアンビエントには、これからの人間が環境・地球とどう向かい合っていくべきか、その新たな価値観の提示も含まれている。本展は、京都の風土・文化・人々と共に作り上げることを第一として開催する」。

編集部

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