
NY・ガゴシアンの石田徹也回顧展をレポート。ロスジェネ、ひきこもり、世紀末……90年代日本社会の文脈化
ニューヨークのガゴシアンで9月12日〜10月21日、石田徹也の個展「My Anxious Self」が開催された。労働や社会規範といった人間社会の閉塞的なシステムを描いた石田を、改めて美術史のなかに位置づけようとした本展をレポートする。

ニューヨークのガゴシアンで9月12日〜10月21日、石田徹也の個展「My Anxious Self」が開催された。労働や社会規範といった人間社会の閉塞的なシステムを描いた石田を、改めて美術史のなかに位置づけようとした本展をレポートする。

日本の美術工芸品の魅力を国内外で紹介する特別展「ひかりの底」がTERRADA ART COMPLEXⅡ BONDED GALLERYで開催される。会期は11月1日〜21日。キュレーターは橋本麻里。

第13回
1980年代のニューヨークにおいてストリートとポップの系譜に基づいた表現で、独自のポジションを築いてきたケニー・シャーフ。日本では30年ぶりとなる新作個展に合わせて、ニューヨークの路上で出会い、いまも追い続けているヴィジョンについて話を聞いた。

20世紀アメリカ美術の巨匠、マーク・ロスコのパリでの24年ぶりの大回顧展が始まった。その謎めいた作品と展示される空間にまつわる数々のポレミックを経て、1999年のパリ市立近代美術館での展覧会でも協働したアーティストの遺族とベテラン学芸員により実現した新たな展覧会をリポートする。

洋菓子「シガール」で知られるヨックモックの会長・藤縄利康のプライベート美術館で、今年3周年を迎えた「ヨックモックミュージアム」。その第4弾となるコレクション展「ピカソ いのちの讃歌」が開幕した。会期は2024年10月14日まで。 ※2024年5月31日に閉幕日を更新いたしました。

東京・銀座のアーティゾン美術館で開催中の「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」。山口晃がセザンヌや雪舟などの作品、そして完全新作のインスタレーションを通して「サンサシオン」(感覚)の重要性を問いかけるこの展覧会について、キュレーターで東北芸術工科大学教員の小金沢智が迫る。

日本国内のギャラリーがホストとなり、海外のギャラリーを招いてブースを共有して出展する「コラボレーション」がモデルとなっている京都のアートフェア「Art Collaboration Kyoto」(ACK)。なぜ、このモデルは有効に働いているのか? 3回目のフェアから考える。

国際デザインカンファレンス「WDO 世界デザイン会議 東京2023」が10月27日より3日間の会期で開幕。千葉大学 デザイン・リサーチ・インスティテュートで開催された初日の研究・教育フォーラムについて、その様子と論点をレポートする。

東京都写真美術館、恵比寿ガーデンプレイスセンター広場などを中心に「恵比寿映像祭2024 『月へ行く30の方法』」が開催される。会期は2024年2月2日〜18日。

第69回
ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第69回は、家中を絵で覆い尽くした小林伸一さんを追悼する。

今年1月にシンガポールで初めて開催されたアートフェア「ART SG」。その2回目の開催および出展者リストが発表された。

青森にある弘前れんが倉庫美術館で、ニューヨークを拠点とするアーティスト・松⼭智⼀の⽇本初となる⼤規模個展「雪⽉花のとき」が開幕を迎えた。日本初公開の作品23点を含む計31点が並ぶ。会期は2024年3⽉17⽇まで。

今週開幕・閉幕する展覧会から、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

CCCアートラボが、渋谷広域圏においてにぎわいを創出することを目指す「まちづくり協定」の取り組みの一環として企画する「Might Be Classics」。第2弾として開催されるのは現代美術家・光岡幸一による個展「魂心の一撃」だ。会期は11月2日〜13日。

Shinwa Wise Holdingsの100パーセント子会社・Shinwa ARTEXがデジタルアートのアートフェア「Digital Art Week Asia 2023」を東京・銀座の「SHINWA GALLERY」で開催する。会期は10⽉25⽇〜29⽇。

チームラボが東京・お台場で展開していた「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」が東京・麻布台の麻布台ヒルズに移転し2024年1月にオープン。会場は「認知上の存在」をテーマに新作も含めて構成される。

2025年9月13日〜11月30日に開催される国際芸術祭「あいち2025」。その会場に名古屋市の愛知芸術文化センターのほか、愛知県陶磁美術館をはじめとした瀬戸市内各所が加わることが発表された。

インドネシア出身のアーティスト、シャイフル・アウリア・ガリバルディが6週間にわたる京都でのレジデンス期間中に制作した新作を発表する展覧会「Irmo Ehoor」が清昌堂やました THE ROOMで開催中。会期は11月26日まで。

秋の京都を彩る国際アートフェア「Art Collaboration Kyoto(ACK)」が10月27日〜10月30日まで(27日は関係者・招待者のみ)、国立京都国際会館で開催される。「コラボレーション」をキーワードに、国内と海外、行政と民間、美術とその他の領域をつなぐプラットフォームとして2021年にスタートし、第3回目を迎える今年。そのなかでフェアを支える様々な企業にフォーカスし、企業目線でフェアとコラボレーションする意義を探る。

京都を舞台にしたアーティスト主導のアートフェア「ARTISTS' FAIR KYOTO 2024(アーティスツ フェア キョウト)」の開催が発表された。会期は2024年3月1日〜3日。会場が新たに京都国立博物館 明治古都館となる