楽しみながら、アートへの思索を深める。7月号新着ブックリスト
『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2017年7月号では、現代アートやデザインへの理解を深める著作から、夢日記をまとめた画文集まで、楽しみながら芸術を学べる4冊を取り上げた。
『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2017年7月号では、現代アートやデザインへの理解を深める著作から、夢日記をまとめた画文集まで、楽しみながら芸術を学べる4冊を取り上げた。
映画監督、映像作家として日本実験映画を牽引した松本俊夫が2017年4月12日に亡くなった。親交のあった映像研究者・阪本裕文による追悼文を掲載する。
イギリスで1800年代から鉛筆を手がける老舗メーカー・ダーウェント。幅広いラインナップを誇るその色鉛筆の魅力を、同じくイギリスを拠点に、色鉛筆で色彩豊かな作品を制作する古武家賢太郎が語る。
『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2017年6月号では、作品集、批評の論考集、そしてアートと科学技術について新たな切り口を提示する4冊を取り上げた。
思いがけず脱北者となり、生活のために脱北を手引きする「脱北ブローカー」になると同時に、自らも韓国への危険な旅に出る北朝鮮女性B(べー)。平凡な幸せを望み、女性として、母としての葛藤を抱えながら過酷な日々を生き抜くひとりの中年女性の姿に、釜山出身の監督ユン・ジェホが密着。
なにげない風景や人々の姿などのスナップショットを撮り続けてきた原美樹子。写真集『Change』(The Gould Collection)で今年度の木村伊兵衛写真賞を受賞した原に、作品について聞いた。
完璧な容姿をもつオリエント工業のラブドール。時代の最先端を行くその造形は、世界で高く評価されている。そんなラブドールに光を当てた篠山紀信の写真集『LOVE DOLL×SHINOYAMA KISHIN』が、小学館から刊行されている。
急成長する上海のアートシーンに新たに誕生した、新たなアートスポット「フォースン財団」。ここで中国初の個展を開催中のイギリスを代表するアーティスト、ジュリアン・オピーに、新スポットの魅力と進展を続ける自身の作品について聞いた。
ニューヨークのホイットニー美術館では、「ホイットニー・バイエニアル 2017」が6月11日まで開催されている。1932年に発足し、最新のアメリカ美術の定期的なサーベイ・ショーとしては米国内でもっとも長い歴史を持つ。今回で78回目を迎えた展示の様子を現地からレポートする。
詩人・最果タヒの詩集を原作とした『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』が、5月13日より公開される。日常的な言葉で現代の憂鬱さを描く最果の詩の世界を、『舟を編む』などで知られる石井裕也監督が映像化する。
1950年代にカメラマンとして活躍しながら、80年代に突如として姿を消したソール・ライター。2006年、83歳にして再び世間の注目を集めた彼の大回顧展が、Bunkamura ザ・ミュージアムで、2017年6月25日まで開催。
『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2017年5月号では、哲学的者による芸術論や、21世紀の日本文化の動向を探る論考集など、芸術について多角的に考える4冊を取り上げた。
世界3大美術館の一つとして、数々の名作を所蔵しているエルミタージュ美術館。激動の時代を生き抜いてきた美術館の歴史を、多くのドキュメンタリー映画を手がけてきたマージー・キンモンスが映像化。
中国の若手写真家・任航(レン・ハン)が2017年2月24日に亡くなった。深く親交のあったギャラリスト・中橋健一が、29歳という若さでこの世を去った大切な友人に、追悼文を捧げた。
2017年3月17日から28日にかけて、史上初となる南極でのビエンナーレ「南極ビエンナーレ」が開催された。日本を含む13か国のアーティスト、研究者、ジャーナリスらが参加した同ビエンナーレを千葉大学大学院人文科学研究院准教授の鴻野わか菜がレポートする。
北は札幌から南は鹿児島まで、今年も数多くの芸術祭・国際展が開催される。そこで、2016年の芸術祭・国際展を基本データ含めて振り返り、その傾向を考えるとともに、2017年のラインナップを紹介する。
現在、三菱一号館美術館で「オルセーのナビ派展」が開催されている。19世紀末のパリで、伝統に反発し新たな美の創造を目指した「ナビ派」。近年、再評価の動きが高まりつつある彼らの歩みを、今回の展覧会でも見ることのできる重要作を通してたどる。
『ツリー・オブ・ライフ』などの作品で知られるテレンス・マリック監督の最新作『ボヤージュ・オブ・タイム』が、3月10日より全国で順次公開されている。監督の40年に及ぶライフワークの集大成である本作は、最新のテクノロジーを用いて宇宙の歴史を壮大なスケールで描くドキュメンタリーだ。
ニューヨークのメトロポリタン美術館で毎年5月の第1週に開催されるガラパーティー「メットガラ」。同館服飾部門の1年分の予算を調達するこの一大イベントを追ったドキュメンタリー映画『メットガラ ドレスをまとった美術館』を東京都現代美術館で「山口小夜子 未来を着る人」などを手がけてきたキュレーター・藪前知子が語る。
今年、史上初の南極でのビエンナーレが開催される。コミッショナーを務めるのは、瀬戸内国際芸術祭2016にも参加したロシアのアーティスト、アレクサンドル・ポノマリョフ。元航海士という経歴を持ち、海をテーマに制作を続けてきた彼に、南極ビエンナーレの構想とその意義について聞いた。