論説:パンデミック時代のドイツの文化政策(1)

新型コロナウイルスのパンデミック下、文化支援の分野でもっとも注目を集めたのがドイツだ。このドイツの文化政策協会(Kulturpolitische Gesellschaft)が2020年3月31日に発表した「文化政策は持続的に影響を与えなければらない─コロナ-パンデミック後の文化政策のための10項目」を、神戸大学教授・藤野一夫が3回にわたり詳細に論説する。

INSIGHT

デジタルとアナログのはざまで生みだすイメージ。ジョナサン・チャプリンインタビュー

ニューヨークを拠点とする若手ペインター、ジョナサン・チャプリンのアジア初となる個展が、東京・渋谷のNANZUKAで開催された。ディスプレイ上で3Dシミュレーションしたイメージを絵画として描く独自の手法を追求してきた作家に、技法とメディア、デジタル時代の表現について聞いた。

INTERVIEW

「いま、ここ」に集えないなかで、演劇が持ちうる力とは? 田中綾乃評『おちょこの傘持つメリー・ポピンズのいない劇場』

SPAC(静岡県舞台芸術センター)がゴールデンウィーク期間に開催を予定していた「ふじのくに⇄せかい演劇祭2020」が新型コロナウイルスの影響で中止となり、代わってオンラインを中心とした企画「くものうえ⇅せかい演劇祭2020」が立ち上がった。本演劇祭のなかからライブ配信された『おちょこの傘持つメリー・ポピンズのいない劇場』を中心に取り上げ、人々が集まることができなくなった現在における演劇のあり方について、哲学研究・演劇批評の田中綾乃が論じる。

REVIEW

コロナ禍で最善のアーティスト・イン・レジデンスを。PARADISE AIRが新たな試み

千葉県松戸市のアーティスト・イン・レジデンス「PARADISE AIR」は、県への緊急事態宣言を受け、2020年4月8日以降、滞在アーティストの受け入れを一時停止中。そんななか、アーティスト・イン・レジデンスの活動を最善のかたちで再開するための第一歩として、松戸駅から60分圏内に居住するアーティストが対象のプログラム「MATSUDO "QOL" AWARD」をスタートした。

NEWS / HEADLINE

横浜国立大学がオンラインプログラム「都市と芸術の応答体2020」を開講。ゲストアーティストに映画監督・三宅唱

横浜国立大学が、同大准教授の藤原徹平と平倉圭を中心に、都市と芸術の在り様を問う対話と実践のオンラインプログラム「都市と芸術の応答体2020」を開講。ゲストアーティストに映画監督・三宅唱を迎え、1年間を通じてワークショップやミーティングを行う。応募開始は5月18日から。

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