第33回

Museum from Home:愛知県美術館「大浮世絵展ー歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演」

新型コロナウイルスの影響で、会期途中で閉幕した展覧会や臨時休館となってしまった展覧会を紹介する「Museum from Home」。第33回は、3日間のみの開催で閉幕してしまった愛知県美術館「大浮世絵展ー歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演」をご紹介します。

ZKMで「地球の危機」がテーマの展覧会が開幕。オープニングプログラムはオンラインで公開

ドイツのZentrum für Kunst und Medientechnologie Karlsruhe(ZKM、カールスルーエ・アート&メディアテクノロジーセンター)で、哲学者、ブリュノ・ラトゥールが企画した「地球の危機」がテーマの展覧会「Critical Zones – Observatories for Earthly Politics」が5月23日に開催。オープニングプログラムも5月22日よりオンライン上で開催される。

NEWS / EXHIBITION

地球に降り立つことへの7つの反対理由 ブリュノ・ラトゥール『クリティカルゾーン:地球に降り立つことの科学と政治学』序論

近代の社会政治と自然科学の関係性について再考し、アートシーンにも影響を与えてきたブリュノ・ラトゥール。ドイツのカールスルーエ・アート・アンド・メディア・センター(ZKM)にて予定される気候変動をテーマとした展覧会のカタログ序論として著された、地球の新たなとらえ方と「クリティカルゾーン」の概念について説くテキストと、本展スタディグループに参加してきた訳者による寄稿。『美術手帖』6月号「新しいエコロジー」特集にて掲載された翻訳論考と、翻訳を手がけた鈴木葉二による解題を掲載する。

INSIGHT

あいちトリエンナーレ実行委員会が名古屋市を提訴。弁護士・平裕介に今後の展開を聞く

5月21日、大村秀章愛知県知事が会長を務めるあいちトリエンナーレ実行委員会は、名古屋地方裁判所に訴状を提出し、名古屋市(被告)に「あいちトリエンナーレ実行委員会負担金」3380万円余の支払いを求める訴訟を提起した。異例の法廷闘争は今後どのように展開していくのか? また実行委員会の請求は認められるのか? 文化芸術活動への助成に関する訴訟を担当している弁護士・行政法学者の平裕介に話を聞いた。

NEWS / HEADLINE

第32回

Museum from Home:川崎市岡本太郎美術館「音と造形のレゾナンス-バシェ音響彫刻と岡本太郎の共振」

新型コロナウイルスの影響で、会期途中で閉幕した展覧会や臨時休館となってしまった展覧会を紹介する「Museum from Home」。第32回は、開催日未定となっている川崎市岡本太郎美術館「音と造形のレゾナンス-バシェ音響彫刻と岡本太郎の共振」をご紹介します。

絵画における主題、そして演劇性と物質性の探求。サーニャ・カンタロフスキーインタビュー

モスクワ出身でニューヨークを拠点に世界的に活躍するサーニャ・カンタロフスキーは、絵画のみならず、多様なメディアを用いながら、絵画や彫刻の可視性の実験を行ってきた。アジア圏での初個展となる「Paradise」展のために来日した作家に、本展で発表された新作の木版画や絵画作品について、また作品をめぐる思索について話を聞いた。

INTERVIEW

長きにわたりポスターを支え続ける幸福とは何か。 塚田優評「9 Posters」

広告媒体としての存在意義を担うものとして、瞬く間に消費されては姿を消してゆくポスター。メディアの多様化とデジタル化が進む現代において、かつての重要性は失われつつあるだろう。イラストレーター山本悠による企画展「9 Posters」では、ポスターが持つ物語や形式、ポスターそのもの物質性などに焦点を当てる。ポスターの存在は、いったい何に支えられているのだろうか。本展を、視覚文化評論家の塚田優が論じる。

REVIEW

第31回

Museum from Home:慶應義塾大学アート・センター「SHOW-CASE project No.4 河口龍夫 鰓呼吸する視線」

新型コロナウイルスの影響で、会期途中で閉幕した展覧会や臨時休館となってしまった展覧会を紹介する「Museum from Home」。第31回は、開幕延期となっている慶應義塾大学アート・センター「SHOW-CASE project No.4 河口龍夫 鰓呼吸する視線」をご紹介します。