京都市京セラ美術館、5月26日に開館決定。当面は事前予約制で府民限定
当初、3月21日に開館予定だった京都市京セラ美術館(京都市美術館)は、新たな開館日を5月26日と決定した。なお当面のあいだ来館は府民限定となる。
京都市京セラ美術館がついに正式開館することが発表された。開館日は5月26日。
京都市美術館を大規模改修し、ネーミングライツを導入した京都市京セラ美術館。当初は3月21日に開館予定だったが、新型コロナウイルスの影響によって開館は延期。「4月4日」「4月11日」「5月6日」「5月31日を目途」と4度の延期を発表してきた。
開館に当たっては6月7日まで事前予約制を導入。展覧会30分ごとに50人という定員を設定する。観覧時間は1時間以内。来館は京都府民限定とし、「3密」を避ける。加えて入口でのサーモグラフィによる検温などを実施し、コロナ対策に万全を期すという。
館長の青木淳は、「当館は、『ニューノーマル』の時代の美術館のあり方を探っていきます」とメッセージを発表。こけら落としは、3部構成となる開館記念展「京都の美術 250年の夢」と「杉本博司 瑠璃の浄土」となっている。
なお同じく今年開館予定だった青森県の弘前れんが倉庫美術館は6月1日に開館。6月15日までは弘前市⺠が、6月17日からは⻘森県⺠が対象となり、いずれも事前予約制を導入している。