東京都は、19日に開かれた新型コロナウイルス感染症対策本部会議において、追加の補正予算案を提示した。
補正予算案の規模は総額5832億円で、「新型コロナウイルスの感染拡大を阻止する対策」「経済活動と都民生活を支えるセーフティネットの強化」「感染症防止と経済社会活動との両立等を図る取組」「社会構造の変革を促し、直面する危機を乗り越える取組」を4本柱に据える。
このうち文化関係では、「経済活動と都民生活を支えるセーフティネットの強化」(3776億円)において、「文化芸術活動の幅広い支援の拡充」として28億円を計上。
都はすでにアーティスト支援策として、動画制作・公開に10万円を支給する「アートにエールを!東京プロジェクト」を実施しているが、補正予算ではこの事業内容をさらに拡充するという。当初の「アートにエールを!東京プロジェクト」予算は5億円だったが、今回の補正予算案はその5倍以上と、大幅に増加させた。
「アートにエールを!東京プロジェクト」は5月15日に個人登録が開始されたが、予定人数4000人を大幅に超える1万6000人以上から申し込みがあるなど、大きな反響を呼んでいる。