NADAがオンラインで新たなアートフェア「FAIR」を開催。新型コロナの影響を受けるギャラリーを支援

New Art Dealers Alliance(NADA)が、新型コロナウイルスにより深刻な影響を受けているギャラリーと、その取り扱いアーティストを支援する新たなオンラインアートフェア「FAIR」を開催する。期間は5月20日〜6月21日。

「FAIR」ウェブサイトより

 New Art Dealers Alliance(NADA)が、新型コロナウイルスにより深刻な影響を受けている119のNADAメンバーギャラリーと、その他のギャラリーを合わせた世界約200のギャラリーを支援する新たなオンラインアートフェア「FAIR」を開催する。期間は5月20日〜6月21日。

 NADAは、ギャラリーや、アートの専門家、インディペンデント・キュレーター、ギャラリー・ディレクターといったメンバーで構成される非営利のアート団体。これまでに、アーティストトークやギャラリーウォーク、会員限定のセミナー、パネルディスカッション、そしてシカゴとマイアミでアートフェアを開催してきた。

 NADAは「FAIR」を通じて、アートコミュニティの活動を促進するとともに、各参加者に収益を分配するモデルを採用。各売上の50パーセントがギャラリーに直接還元され、ギャラリーとアーティストで折半。残る20パーセントはギャラリーのためのプール金となり参加ギャラリーすべてに均等に分配され、さらに20パーセントはアーティストのためのプール金となり参加アーティスト全員に均等に分配される。そして残りの10パーセントが、NADAを支援するために使用される仕組みだ。

 「FAIR」の開催期間は4週間。Artlogic社のオンライン・ビューイング・ルームサービスを利用し、各参加ギャラリーは週ごとに新しい作品を公開する。また、参加ギャラリーやアーティストによるオンラインパフォーマンスやスタジオ訪問、トークなども実施される。

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