都内の国立美術館、6月中に再開の方向。会期延長や予約制導入も検討

新型コロナウイルスの影響で2月末より臨時休館が続いている国立美術館。すでに再開が発表された大阪の国立国際美術館に続き、都内の国立美術館も6月中に再開する方向で調整が進んでいることが、関係者の話でわかった。

出典=国立美術館のウェブサイトより

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、2月末から臨時休館が続いている都内の国立美術館。これらについて、6月中を目途に再開する方向で調整が進められていることがわかった。

 独立行政法人国立美術館は、国立西洋美術館、国立新美術館、東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、国立国際美術館、国立映画アーカイブの6館を運営している。

 このうち大阪にある国立国際美術館は、すでに6月2日の再開を発表。このほかの館について(独法)国立美術館は、「順次各館で発表していく」と回答している。しかし複数の関係者によると、都内の国立美術館はすでに6月中に再開を予定していることが判明。展覧会会期も延長するかたちで調整されていることがわかった。

 また再開に当たっては、いわゆる「3密」を避けるための方策として、入場日時指定予約制の導入を検討しているところもあるという。

 なお東京都の小池百合子知事は、都内の休業緩和について4段階からなるステップイメージを示しており、美術館については初期である「ステップ1」での再開が可能との見方を示している。

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