新型コロナウイルス感染症の防止対策として、チームラボが美術館、博物館、水族館、遊園地などの施設に向けた時間制来館者システム「チームラボチケッティングシステム」の提供を開始した。
このシステムは、様々な施設やイベントの時間あたりの入場者数をコントロールするもの。時間指定チケットをオンラインで販売することで、当日の飛び込み来場や待機列がなくなり、来場者の入場までの待ち時間や混雑も緩和されることが予想されている。
また、チケットをすべてQRコードで管理することで、入場時の接触も避けることができる。オンライン販売により、来場者電話番号やメールアドレスなど、運営側が指定した情報を取得することも可能。それにより、クラスター発生時の来場者への連絡や、入館後のマーケティングに活用することができる。
チケットのQRコード読み取りにおいて、専用機器に依存しないことも、このシステムの大きな特徴。スマートフォンのみでQRコードの読み取りができ、最短1ヶ月で導入可能だという。
なお、世界各国からの来場者への多言語対応や、各販売経路での売上の自動的集計、ひとつのシステムで複数の展覧会やイベントを同時に管理することも可能となっている。