「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」が新たな会期を発表。東京会場では10月18日まで開催

新型コロナウイルス感染症の拡散防止のために開幕延期になった「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」が、新たな会期を発表した。東京会場・国立西洋美術館の会期は開幕日未定〜10月18日に、大阪会場・国立国際美術館の会期は11月3日〜2021年1月31日に変更した。(6月4日追記:東京展開幕は6月18日)

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つながりからの隔絶、機械への憧憬。AKI INOMATA評「余白/Marginalia」展

SNOW Contemporary(東京・六本木)にて、近未来の芸術について考えるプロジェクトの一環として、布施琳太郎のキュレーションによるグループ展「余白/Marginalia」が開催された。東京に緊急事態宣言が出される前、最後に見た展覧会が本展であったという、アーティストのAKI INOMATAがレビューする。

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近代を超克しようとした画家の生涯。横山由季子評「背く画家 津田青楓とあゆむ明治・大正・昭和」展

明治時代に図案制作を始め、1907年に安井曾太郎とともに渡仏。帰国後の14年には二科会の創立メンバーになるなど洋画の世界で活躍するが、その後は洋画を離れ文人画風の作品世界を展開した画家・津田青楓。練馬区立美術館「生誕140年記念 背く画家 津田青楓とあゆむ明治・大正・昭和」は、作品や関連資料を通してその生涯を振り返る大規模な回顧展となった。同展を、金沢21世紀美術館学芸員・横山由季子が論じる。

REVIEW

トーマス・ルフやジェフ・クーンズのポスターで文化支援。「2020Solidarity」が日本上陸

アンドレアス・グルスキーやヴォルフガング・ティルマンス、リュック・タイマンス、トーマス・ルフといった国際的に活躍するアーティストが、新型コロナウイルスで危機に陥る文化施設などを救済するために始めたキャンペーン「2020Solidarity 」。これがついに日本でも展開され始めた。

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第25回

【シリーズ:BOOK】デジタル技術で変化した「写真」の枠組みを探る。清水穣『デジタル写真論』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2020年6月号の「BOOK」1冊目は、デジタル技術の進歩がもたらした「写真」という枠組みの変化を探る、清水穣『デジタル写真論』を取り上げる。

パンデミックで露呈する監視システム:!メディアングルッペ・ビトニックの活動から考えるポストコロナ時代の自由

新型コロナウイルスの影響で、平時では行われないような個人の健康、身体の監視と検査が広がる今日。このウイルスによって様々な監視システムが次々と露呈したが、それを無自覚に受け入れてしまっている人も少なくないだろう。この現況を危ぶみ、今日は政府による管理システムやサイバーセキュリティなど、インターネットに関わる様々な社会問題を主題とするアーティストデュオ「!メディアングルッペ・ビトニック」を取り上げたい。社会学者の毛利嘉孝がその活動を論じ、ポストコロナ時代の自由を考える。

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