女性ファッション誌の代表的存在である『VOGUE』。その日本版である日本版『VOGUE JAPAN』2020年10月号(8月28日)の表紙が、村上隆によるアートワークで飾られる。
グローバルブランドとして世界で全26エディションを展開している『VOGUE』は今夏、世界共通のテーマとして「HOPE」を掲げ、128年の歴史上初めて国や地域を超えたコラボレーションを実現。そのうち『VOGUE JAPAN』では、富士山を「HOPE」の象徴としてピックアップした。
表紙には、日本を代表するアーティストでありる村上隆が『VOGUE JAPAN』初となる、富士山をモチーフとしたアートワークによる表紙を制作。この作品は、森美術館で開催中の「STARS」展でも大きな存在感を放つ《チェリーブロッサム フジヤマ JAPAN》の一部だ。
また誌面では、写真家・森山大道の“夕日に沈みかけた街を見下ろす富士山”を編集長・渡辺三津子が象徴的なイメージとして選ぶとともに、葛飾北斎から草間彌生まで、長い歴史の中で描かれてきた富士を集め、「日本人と富士」の関係をひもとくという。