7月17日より横浜美術館とプロット48を中心に開催中の芸術祭「ヨコハマトリエンナーレ2020 AFTERGLOW―光の破⽚をつかまえる」。国内外から67組のアーティストが参加する、2001年の初開催から数えて7回目となる横浜でのトリエンナーレだ。
このヨコトリを、分身ロボット「OriHime」によって遠隔鑑賞するという試みが、同トリエンナーレ実行委員会によって行われる。
「OriHime」はカメラ、マイク、スピーカーが搭載されたロボットで、インターネットを通じて自宅や病院などと会場をつなぐことが可能。遠隔地から、モニターで作品を鑑賞しつつ、手元のタブレットでロボットの仕草を操作することで、喜怒哀楽を表現することができる。
今回の鑑賞会は、遠隔地にいる鑑賞者の家族や友人が「OriHime」を持ちながら実会場を自由に回り、その様子を「OriHime」を通じて鑑賞するというもの。
鑑賞会の対象となるのは、身体的制約があるなど、様々な条件により外出が難しい人と、その家族や友人など。「OriHime」を持って会場を回るために、鑑賞者の家族や友人が来場することが条件となる。なお、実施会場は横浜美術館に限られる。
参加者の募集期間は8月24日〜9月16日で、実施期間は9月9日〜9月30日の祝日を除く月、火、水、金曜日。鑑賞時間の目安は約60分となっている。会の詳細や申し込みはヨコハマトリエンナーレ2020のウェブサイトをチェックしてほしい。