つくり、残ったものはどこへ行く? 福永信評「青木陵子+伊藤存 変化する自由分子のWORKSHOP」展

個別にアーティストとして活動しながら、共同制作を行ってきた青木陵子+伊藤存。この二人による展覧会「変化する自由分子のWORKSHOP」が、東京・神宮前のワタリウム美術館で開催された。2017年と2019年に参加したリボーン・アートフェスティバルでの滞在制作を経た二人が展開する「ワークショップ」を、小説家の福永信がレビューする。

REVIEW

「note」が美術館に法人プランを無償提供。その狙いをCXO深津貴之に聞く

誰もが自由にテキストや画像などを投稿できるサービス「note」。いまや6300万の月間アクティブユーザーと260万の会員を抱えるこのプラットフォームが、文化施設に対して有料の法人プランを無償提供している。この背景にあるものと狙いとは何か? noteでCXO(Chief Experience Officer)を務める深津貴之に話を聞いた。

INTERVIEW

ジェームズ・タレルやチームラボらによる大規模な没入型作品が集結。「ペース」が立ち上げた新プロジェクト「Superblue」とは?

メガギャラリー「ペース」が、大規模な没入型作品を長期的に展示する新プロジェクト「Superblue」を立ち上げることを発表。ジェームズ・タレルやチームラボ、名和晃平、JRなどのアーティストが参加するこのプロジェクトは、今年12月にマイアミで初めてローンチされ、今後数年のうち、世界各国の都市にも展開される予定だ。

NEWS / HEADLINE

フィクションと現実を行き来する東京のリアリティ。「MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020」が開幕

2018年11月から12月にかけてパリのラ・ヴィレットで開催された、日本のマンガ・アニメ・ゲーム・特撮に関する大規模展「MANGA⇔TOKYO」展。同展の凱旋展「MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020」が、国立新美術館で開幕した。会期は8月12日〜11月3日。

NEWS / REPORT

第31回

櫛野展正連載「アウトサイドの隣人たち」:閉ざされた薬局で絵と対峙する暮らし

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第31回は、閉店した薬局で独居生活を続けながら、ひたすら絵画を制作し続ける戸谷誠を紹介する。

妹島和世のドキュメンタリー映画『建築と時間と妹島和世』が10月公開。監督・撮影はホンマタカシ

2018年11月に誕生した、妹島和世が手がけた大阪芸術大学アートサイエンス学科新校舎。この設計から完成までを追ったドキュメンタリー映画『建築と時間と妹島和世』が、10月3日よりユーロスペースほかにて全国順次公開される。監督・撮影はホンマタカシ。

NEWS / HEADLINE

玉山拓郎のインスタレーションがT-HOUSE New Balanceに。AURALEEとのコラボを記念

T-HOUSE New Balance (ティーハウス ニューバランス)は、8月15日に発売するファッションブランド「AURALEE(オーラリー)」とのコラボレーションシューズ「FuelCell Speedrift(フューエルセル スピードリフト)」の発売に合わせ、現代アーティスト・玉山拓郎によるインスタレーション “3 plane shapes” を開催する。会期は8月25日まで。

NEWS / EXHIBITION

ほぼすべてが初出品。「KING&QUEEN展」にロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー所蔵作品約90点が来日

世界屈指の肖像専門美術館である「ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー」から、テューダー朝から現在のウィンザー朝まで、5つの王朝の貴重な肖像画・肖像写真などおよそ90点が来日。展覧会「ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー所蔵 KING& QUEEN展 ─名画で読み解く 英国王室物語─」が上野の森美術館で開催される。会期は10月10日〜2021年1月11日。

NEWS / EXHIBITION

コロナ禍への新提案を募集。川村文化芸術振興財団による「ソーシャリー・エンゲイジド・アート(SEA)支援助成」をチェック

川村文化芸術振興財団が、2021年度「ソーシャリー・エンゲイジド・アート(SEA)支援助成」の公募を開始した。現在の新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑み、本年度に限り「コロナ禍におけるソーシャリー・エンゲイジド・アートプロジェクト」をテーマとしたプロジェクトのアイデアを募集している。

NEWS / HEADLINE

「ヒロシマ・アピールズ展2020」が京都とウィーンで開催中。渡邉良重による最新ポスター《いのち》に注目

平和の尊さを訴えるポスターを制作し、国内外に広く発信する「ヒロシマ・アピールズ」。シリーズ23作目となる2020年版のポスターは、渡邉良重の《いのち》に決定。現在、京都とウィーンの2会場で開催中の「ヒロシマ・アピールズ展2020」では、1989年発表の第1作から渡邉が手がけた今年度版までの全23作品を見ることができる(京都展〜9月6日、ウィーン展〜9月13日)。

NEWS / EXHIBITION

オンラインでも鑑賞できる。第23回文化庁メディア芸術祭の受賞作品展が開催へ

アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門に、世界107の国と地域から3566作品の応募があった「第23回文化庁メディア芸術祭」。厳正なる審査を経て選ばれた受賞作品と功労賞受賞者の功績などを紹介する受賞作品展が、東京・お台場の日本科学未来館で開催される。会期は9月19日~27日。

NEWS / EXHIBITION