
特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」が東博で開催へ。4巻の全場面を一挙公開
東京国立博物館で当初、昨年7月14日の開幕を予定していた特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」が、4月13日〜5月30日の会期で開催される。

東京国立博物館で当初、昨年7月14日の開幕を予定していた特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」が、4月13日〜5月30日の会期で開催される。

昨年12月からの開催を予定していながら、新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされた「札幌国際芸術祭2020」。しかし同祭は現在、オンラインでの活動を積極的に行い、デジタル上で芸術祭の魅力を発信しようとしている。この背景にある狙いについて、札幌国際芸術祭2020コミュニケーションデザインディレクターの田村かのこに話を聞いた。

アルフォンス・ミュシャの代表作である《スラヴ叙事詩》を恒久展示する施設が、2026年を目処にプラハの中心地に開館することが決定した。

1970年代よりドローイングに焦点を当てた平面作品を制作するいっぽう、ユニット・堀浩哉+堀えりぜとしてインスタレーションも発表してきた堀浩哉。その制作を振り返る堀の回顧展と、堀浩哉+堀えりぜのインスタレーション展示が東京・神楽坂の√K Contemporaryで開幕した。

東京・京橋のアーティゾン美術館で「Steps Ahead: Recent Acquisitions 新収蔵作品展示」がスタート。同館が新収蔵した92点の作品を中心に、201点が並ぶ本展のハイライトを紹介する。

クリスティーズは3月23日の香港オークションでシングルロットイブニングセールを開催。「We Are All Warriors -The Basquiat Auction」と題するこのオークションに、バスキアの代表作である《Warrior》が出品される。

今週スタートの展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。なお緊急事態宣言のため、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

日本とメキシコを拠点に活動し、鮮やかな色彩の絵画作品を手がける岡田杏里。ポーラ美術館のアトリウム ギャラリーで、その個展「Soñar dentro de la tierra / 土の中で夢をみる」が開催される。会期は4月17日〜9月5日。

ピアニストでアーティストの向井山朋子がキュレーションするオンラインのアーティスト・ショーケース「SUPER T (e)market」が2月21日に開催。日本とオランダのアーティストやミュージシャン、デザイナーなどが参加する。

劇作家・岡田利規率いる演劇カンパニー「チェルフィッチュ」が、美術家・金氏徹平と取り組んできた演劇「消しゴム」シリーズの最新作『消しゴム山』の東京公演が2月11日〜14日(オンラインは13、14日)に開催される。岡田がシリーズを通じて目指してきたもの、そして金氏がどのようにそこに携わったのか、ふたりの話から明らかにする。

ハンガリー出身の建築家マルセル・ブロイヤーが設計し、メトロポリタン美術館の分館「メット・ブロイヤー」として使われていた建物が、ニューヨークの美術館「フリック・コレクション」の分館として3月18日に開館することが発表された。

東京オペラシティ アートギャラリーで4月より開催予定だった「ライアン・ガンダー われらの時代のサイン」の開催延期が決定した。これを受けて、当初同時開催を予定していた「ガンダーによる収蔵品展」を全館で開催する。会期は4月17日〜6月20日。

ルイ・ヴィトンは、大阪に国内2つ目となるエスパス ルイ・ヴィトンをオープンさせた。エスパス ルイ・ヴィトン大阪のオープニング記念展は、ジョアン・ミッチェルとカール・アンドレの2人展「Fragments of a landscape (ある風景の断片) 」展だ。

新型コロナウイルスの影響による資金不足で、メトロポリタン美術館がコレクションの一部の売却を検討していることがわかった。

黒田辰秋や河井寬次郎ら芸術家・文化人との関わりも深い、京都・祇園の和菓子店「鍵善良房」が、美術工芸や京都の文化を紹介する美術館「ZENBI-鍵善良房-」と、ミュージアムショップ「Zplus」をオープン。開館記念展「黒田辰秋と鍵善良房ー結ばれた美への約束」が6月27日まで開催中だ。

2008年、常設作品を中心として開館した十和田市現代美術館。同館が、開館以来初となる常設作品の入れ替え、展示室の増築、寄託作品の展示を行う。4月には塩田千春、12月にはレアンドロ・エルリッヒの作品が新たに公開される。

平山郁夫、東山魁夷、片岡球子の贋作版画の流通が判明。業界団体や販売した可能性のある百貨店が対応に追われている。

凸版印刷株式会社は株式会社美術出版社とともに、文化庁「文化芸術収益力強化事業」のひとつである「デジタル技術を活用した映像配信による新たな収益基盤の確保・強化」として、「サバイブのむすびめ」を発足。5回に渡るトークイベントを中心に、文化芸術分野の収益力強化の可能性を探る。

第2回
1989年に開館した横浜美術館は、近・現代美術に焦点をあてた作品を収集し、展覧会を行ってきた美術館だ。そのコレクションは開館時の3453点から成長し、現在約1万3000点となっている。設備の更新のため2021年3月より約2年半を超える休館を予定している同館の収蔵作品はどのように生まれたものなのか。美術館や横浜の成り立ちとともに見ていこう。

第1回
パフォーミングアーツ、映画、メディア芸術を対象に、視覚・聴覚情報・言語を中心にバリアフリー対応を施したオンライン型劇場「THEATRE for ALL(以下、TfA)」が2月5日にオープンした。同プロジェクトに参加したアーティストの毛利悠子に、TfAの課題とどのように向き合いながら制作に取り組んだのかを聞いた。[THEATRE for ALL×美術手帖]