任天堂が23年度に「任天堂資料館(仮称)」開館へ。宇治小倉工場をリノベーション

任天堂は同社の宇治小倉工場の用地および建屋をリノベーションし、過去に発売した商品を展⽰する資料館施設として利用することを発表した。

任天堂のプレスリリースより

 京都に本社を置く任天堂株式会社は、同社の宇治小倉工場用地(京都府宇治市)と建屋を資料館としてリノベーションし、「任天堂資料館(仮称)」として開館させると発表した。同館では過去に同社が発売した商品を展⽰する。

 任天堂宇治小倉工場は1969年に「宇治工場」として建設されたもので、現在の宇治工場(京都府宇治市槇島町)の建設と増改築に伴い88年に「宇治小倉工場」へと改称。これまで宇治小倉工場では、主にトランプ・花札の製造や、サービスセンターとしてゲーム機の修理業務を行ってきたが、2016年11月に同業務を宇治工場に移管。そのため、用地と建屋利用の検討が行われてきたという。

 プレスリリースによると、任天堂は以前より過去に発売した商品を展示する資料館施設の設置を検討していたといい、近鉄小倉駅周辺の活性化を図る宇治市の意向を受け、今回の宇治小倉工場リノベーションが決定。「任天堂資料館(仮称)」は展示と体験を行う観光施設で、完成予定は2023年度(2024年3月期)。

編集部

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