9月26日までスイス・バーゼルで開催された世界最大級のアートフェア「アート・バーゼル」が、閉幕レポートを発表した。
2年ぶりにリアルで開催された今年のフェアには、33の国と地域から272のギャラリーが出展した。VIPデーとあわせて6日間の会期中には約6万人が来場。ヨーロッパやアメリカ、中東、アフリカの個人コレクターに加え、カルティエ現代美術財団(パリ)、MAXXI財団(ミラノ)、シカゴ現代美術館(シカゴ)、シュテーデル美術館(フランクフルト)、サーペンタイン・ギャラリー(ロンドン)、グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)、テート(ロンドン)、ザヘンタ国立美術館(ワルシャワ)など、300以上の美術館・機関のキュレーターや担当者も来場したという。
「ギャラリーズ」「フィーチャー」「ステートメント」「エディション」などのセクターのほか、「アンリミテッド」では62点の大型作品を発表し、「パルクール」では20点のサイト・スペシフィック・プロジェクトを展示。また、アーティストのモンスター・チェットウィンドとセシリア・ベンゴレアによるふたつのパフォーマンスや、フィルム、トークプログラムなども展開された。
アート・バーゼルのグローバル・ディレクター、マーク・シュピーグラーは、「今年のアートバーゼルは画期的な展示だった」としつつ、次のようにコメントしている。