2015年にスタートした国際アートフェア「UNKNOWN ASIA(以下、アンノウンアジア)」が今年、7回目の開催を迎える。
アンノウンアジアは若手アーティストを中心とした「UNKNOWN(未知の才能)」を発掘するためのプラットフォームを目指すアートフェア。会場はギャラリーブースではなく、アーティストが来場者に直接作品をプレゼンテーションする形式で知られている。
昨年は新型コロナウイルスの影響で初のオンライン開催となった同フェアだが、今年はリアル会場(10月15日〜17日、グランフロント大阪ナレッジキャピタルコングレコンベンションセンター)とオンライン会場(10月9日〜10日)のハイブリッド形式をとる。会場の熱気を肌で感じられるだけでなく、遠方からも気兼ねなく参加できるだろう。
2019 年には日本、中国、台湾、香港、韓国、タイ、マレーシア、インドネシアなど、10の国と地域から過去最大規模となる総勢290組ものアーティストが出展した同フェア。今年の参加アーティストはコロナ禍にも関わらず、約130組にのぼる。
参加アーティストのジャンルも幅広い。現代美術はもちろんのこと、写真、グラフィックデザイン、イラストレーション、ファッションなど、ジャンルも国も超えたアーティストが会場に集う。
アンノウンアジア恒例となっている、約200名の審査員・レビュアーによるアーティストの顕彰システムは今年も健在だ。加えて今年は新たな試みとして、ギャラリーによるプレゼンテーションの場となるギャラリーブースを開設。どのようなプレゼンテーションとなるか、見逃せない。