
作品を買う経験が生んだギャラリストとしての矜持。MAKI代表・牧正大インタビュー
2014年には表参道に、2020年に東京・天王洲の「TERRADA Art Complex」のⅠとⅡに新たなスペースをオープンしたMAKI。代表の牧正大にギャラリストとしての意識や、セカンダリーの経験から生まれた自身のスタンスなどをインタビューした。

2014年には表参道に、2020年に東京・天王洲の「TERRADA Art Complex」のⅠとⅡに新たなスペースをオープンしたMAKI。代表の牧正大にギャラリストとしての意識や、セカンダリーの経験から生まれた自身のスタンスなどをインタビューした。

今年、史上最年少で岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)を受賞したアーティスト・大西茅布。その個展「How Was Chifu Made?」が、神田神保町の文房堂ギャラリーとボヘミアンズ・ギルドで開催される。会期は2021年8月24日~9月4日。

東日本大震災で被災した宮城県・石巻地域を舞台に、今年で3回目の開催を迎えた総合芸術祭「Reborn-Art Festival」の夏会期がスタートした。23組のアーティストが参加し、「利他と流動性」をテーマに掲げた今回の芸術祭の見どころをレポートでお届けする。

城下町として名高い信州・小諸市に、新しい国際的写真祭「浅間国際フォトフェスティバ ル 2021 PHOTO KOMORO(通称:Photo Komoro/フォト小諸)」が誕生する。「懐カシクテ古クテ 新シイ写真体験」をコンセプトに、小諸城址の面影を残す懐古園などの会場で国内外の写真家による作品が展示される。会期は8月28日〜11月21日。

銀座メゾンエルメス フォーラム(東京)にて、ロンドンを拠点とするキュレーター、マチュウ・コプランによる展覧会「エキシビジョン・カッティングス」が開催された。展覧会の枠組みを問い直してきたキュレーターが、「カッティング」というキーワードから構想した2つのパートから成る本展を、若手キュレーターとして活動する黒沢がレビューする。

7月16日に都内で行われ、大きな話題をさらった現代アートチーム・目[mé]によるプロジェクト「まさゆめ」。ビル6〜7階分にも相当する巨大な顔を空に浮かべるこのプロジェクトが、ふたたび姿を現した。

銀座のメゾンエルメス フォーラムにおいて、ジュリオ・ル・パルクの日本初個展「ル・パルクの色 遊びと企て」が開幕した。

今週開幕した展覧会と8月15日までに終了する展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。なお緊急事態宣言のため、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

今年度が最後の公募となる、新人写真家の発掘・育成・支援を目的としたキヤノンの文化支援プロジェクト「写真新世紀」の2021年度(第44回公募)の受賞者が決定。10月16日からは受賞作品展「写真新世紀展2021」が東京都写真美術館で開催され、グランプリが選出される。

2019年9月から始動した、アーティスト・下道基行による《瀬戸内「 」資料館》が、第3回の新たな展示として《瀬戸内「鍰造景」資料館》を8月14日より公開する。

「キューガーデン 英国王室が愛した花々 シャーロット王妃とボタニカルアート」が東京都庭園美術館で開催される。本展では、英国王立植物園・キューガーデンが所蔵する18〜19世紀の貴重なボタニカルアートコレクションを紹介。会期は9月18日~11月28日。

A&C株式会社(本社:岡山県美作市湯郷、代表取締役:佐々木慎太郎)は2022年4月、直島内に全11室、露天風呂付き客室の旅館「ろ霞」をオープンさせると発表した。

世界的に活躍の幅を広げる山口歴の個展「LISTEN TO THE SOLITUDE」が銀座と渋谷で同時開催される。会期はGINZA SIXの銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUMが8月30日~9月14日、渋谷PARCOの「OIL by 美術手帖」が8月27日~9月6日。

第6回
アートコレクターとして、現代美術のコレクションを行う上での基礎的な知識やルール、知っておいた方が良い豆知識などをお届けするシリーズ企画。アートコレクター・コバヤシマヒロが案内する。

瀬戸内海に浮かぶ島のひとつである直島。ここのランドマークのひとつである草間彌生の《南瓜》が、台風9号の影響で大きく破損した。

鎧と人間をテーマに立体や絵画の制作を行い、多様な文化や感情が混ざり合った作品を通じて、現代社会の構造や、人類の歴史において普遍的に受け継がれてきたものを問いかけてきた野口哲哉。鎧兜というモチーフを選択する理由や、多様な制作技法を支えるデッサン力などについてインタビューした。

今年6月まで京都国立近代美術館で開催された現代アーティストのピピロッティ・リストの大規模個展「ピピロッティ・リスト:Your Eye Is My Island-あなたの眼はわたしの島-」が、水戸芸術館現代美術ギャラリーで巡回開催される。プリツカー賞の受賞建築家・磯崎新が設計した展示空間でリストの活動の全体像を通覧する。

フィンランドの首都で初めて開催される「ヘルシンキ・ビエンナーレ」が、新型コロナの影響で丸一年遅れたものの、今年6月12日に開幕した。フィンランド内外から41名・組のアーティストが選ばれ、日本からは現在フランス・パリを拠点とする川俣正が参加している。メイン会場の旧軍用島、ヴァッリサーリでの主要な作品をいくつか選びながらリポートする。

1995年、東京都心の青山エリアを中心に開催された「水の波紋95」展。これを26年ぶりに復活させた「水の波紋展2021」が始まった。

第43回
ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第43回は85歳になってからフェルト製の人形をつくり続けているきよゑさんを紹介する。