
根津美術館、職員のコロナ感染で臨時休館継続
東京・南青山にある根津美術館は、同館職員1名が新型コロナウイルスに感染したため、現在臨時休館となっている。

東京・南青山にある根津美術館は、同館職員1名が新型コロナウイルスに感染したため、現在臨時休館となっている。

ヘルツォーク&ド・ムーロンの建築で知られる東京のプラダ 青山店。その最上階で、プラダ財団の支援を得て企画された展覧会「Sturm & Drang Preview Services」が開催されている。会期は11月26日まで。

武蔵野美術大学の共同研究「日本画の伝統素材『膠(にかわ)』に関する調査研究」の成果発表展として、同大学の美術館・図書館で 「膠を旅する──表現をつなぐ文化の源流」が開催された。膠づくりの歴史的・社会的背景を見つめ直す本展では、現地調査のドキュメントを中心に、実物資料や同館所蔵の日本画を紹介。膠という素材を通して見えてくるものとは何か、キュレーターの小金沢智がレビューする。

ルイ・ヴィトンは創設者であるルイ・ヴィトンの生誕200年を記念し、「LOUIS 200」と題したプロジェクトを8月4日よりスタート。NFTが組込まれたビデオゲームやアイコニックなトランクをコンテナに見立てたウィンドウ・ディスプレイ企画など、様々なプログラムを展開する。

新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナー。「もの派」の代表的な作家・李禹煥の思索を収めた『両義の表現』から、研究者とアーティストによる死や「葬い」をめぐる討論を記録した『葬いとカメラ』まで、注目の新刊を3冊ずつ2回にわたり紹介する。

新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナー。待望の宇佐美圭司回顧展「よみがえる画家」のカタログから、多木浩二が未来派を検証する『未来派 百年後を羨望した芸術家たち』まで、注目の新刊を3冊ずつ2回にわたり紹介する。

美術手帖では、批評家や学芸員らによる展覧会レビューを毎月掲載。そのなかから、7月に公開された全6本をお届けする。各レビューの詳細はリンクから全文をチェックしてほしい。

新進アーティストの⽀援を目的に設立された現代美術のアワード「TERRADA ART AWARD 2021」。そのファイナリストとして、川内理香子、久保ガエタン、スクリプカリウ落合安奈、持田敦子、山内祥太の5組が選出された。

2018年、東京大学中央食堂に展示されていた宇佐美圭司の絵画作品《きずな》が、過失により廃棄されたことが発覚した。この件の反省を経て、同大学にて本作の再制作を含む宇佐美の回顧展が開催された。本展について、芸術の保存・継承研究を専門とする筆者が論じる。

今年の春に発売された田中功起著書『リフレクティヴ・ノート(選集)』刊行記念トークイベント第2弾「コロナ禍における展覧会づくりと制作実践」が8月7日(土)にオンラインにて開催される。

第40回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2021年8月号の「BOOK」2冊目は、精神科医でありながら、民藝運動からゴッホ論、精神病理学入門にいたるまで健筆をふるい、多彩な活動を行った式場隆三郎の足跡を紹介する『式場隆三郎[腦室反射鏡]展図録』を取り上げる。

第39回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2021年8月号の「BOOK」1冊目は、その「不在」から日本におけるデュシャンの受容史をたどる『日本現代美術とマルセル・デュシャン』を取り上げる。

この10年間、中国の科学技術力は爆発的な速度で発展してきた。とくにテクノロジーとアートの融合は、新しい中国社会を実現する要として、各分野から大きな期待が寄せられている。そこで中国のメディア・アートを牽引し、「中国のチームラボ」とも評される「Blackbow」のJOEに、テクノロジーとアートの可能性を問うた。

1970年代後半から80年代にかけて流行った「シティポップ」と呼ばれる音楽ジャンルが改めて注目されている。その代表作のひとつ、大滝詠一のアルバム『A LONG VACATION』のジャケットのイラストを手がけたのが永井博だ。作品集の刊行も続く永井に、自身の作品を入れ替えながら常設展示するFMCD Gallery Studioで話を聞いた。

第43回
2021年8月号の特集「女性たちの美術史」にあわせて、女性芸術家の言葉を紹介。本記事では、ミカ・ロッテンバーグのインタビューを掲載。色鮮やかでフェティッシュな映像作品を通じて、人間の身体や社会構造の問題を抽出する作家の仕事を紐解く。

第41回
2021年8月号の特集「女性たちの美術史」にあわせて、フィオナ・タンのインタビューを掲載。フィクションとドキュメンタリーを使い分け「旅」のように制作する作家の思考をひもとく。

第4回
アートに携わるすべての人が知っておきたいアートと法の基礎知識を、Art Lawの専門家である弁護士・木村剛大が解説する本シリーズ。今回は、いま注目を集めるブロックチェーンを使ったNFT(Non fungible token=非代替性トークン)作品において、独自のルール設計を行うアーティストたちの試みを紹介する。

世界3大美術館のひとつであるロシアのエルミタージュ美術館が、その初のNFTプロジェクト「Your token is kept in the Hermitage」を発表した。同館が所蔵するレオナルド・ダ・ヴィンチやフィンセント・ファン・ゴッホなどの名画のデジタルコピーをNFT化し、オークションにも出品する。

第40回
2021年8月号の特集「女性たちの美術史」にあわせて、パレスチナ人アーティストのモナ・ハトゥムのインタビューを掲載。ジェンダーや政治といった普遍的なテーマを扱うハトゥムの制作をたどる。

クリスティーズが、2024年にアジア太平洋地域の本社を香港セントラルの新しい超高層ビル「The Henderson」に移転。約4600平米におよぶ新拠点にはギャラリーやセールスルーム、オフィスが設けられ、現在の香港本社と比べて4倍以上の広さとなる。