
山手線が「美術館」に? JR東日本がスタートさせた「YAMANOTE LINE MUSEUM」が目指すもの
JR東日本は山手線・上野駅の公園口改札内連絡通路において、「山手線を美術館にする」というプロジェクト「YAMANOTE LINE MUSEUM」をスタートさせた。展示のみならず作品購入もできるこの取り組みはなぜ生まれたのか?

JR東日本は山手線・上野駅の公園口改札内連絡通路において、「山手線を美術館にする」というプロジェクト「YAMANOTE LINE MUSEUM」をスタートさせた。展示のみならず作品購入もできるこの取り組みはなぜ生まれたのか?

ドイツ・ケルンのルートヴィヒ美術館。そのコレクション152点が来日する展覧会「ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡—市民が創った珠玉のコレクション」が、国立新美術館と京都国立近代美術館で開催される。

東京都美術館で開催された「Walls & Bridges」展は、東勝吉、増山たづ子、シルヴィア・ミニオ=パルウエルロ・保田、ズビニェク・セカル、ジョナス・メカスという異なる背景をもつ5人の想像と創造の軌跡を、「記憶」をキーワードにたどるものだった。既存の枠組みにとらわれず、つくられたものに真摯に向き合うことで何が見えてくるのか。アール・ブリュットやアウトサイダー・アートを専門にする、東京都渋谷公園通りギャラリー学芸員・佐藤真実子がレビューする。

電通の社内外横断プロジェクトチーム「美術回路」が、「アート思考」を習得するプログラム「ビジョンスケッチ」を開発。これからの時代の企業に向けて、新たなビジョンを描く支援をする。

都心からのアクセスも良い温泉リゾート・熱海。そのなかでも1、2の規模を誇る宿泊施設「ACAO SPA & RESORT(ホテル ニューアカオ)」が中心となり、アートプロジェクトを推し進めている。11月16日からは「ATAMI ART GRANT」と題したプログラムがスタート。約50組のアーティストによる作品を見ることができる。

2022年3月に東京国立博物館が創立150周年を迎える。これを記念し、所蔵する国宝89件を展示する特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」のほか、様々な事業が行われる。

今年度をもって公募が終了する第44回「写真新世紀」のグランプリが賀来庭辰に決定した。同賞の30周年を記念した回顧展が来年秋に東京都写真美術館およびキヤノンギャラリーSで開催予定となっている。

2017年に約4億5000万ドル(約508億円)で落札された、レオナルド・ダ・ヴィンチ作とされる《サルバトール・ムンディ》。プラド美術館は本作をダ・ヴィンチ工房作との判断を下した。

ビデオカメラやスチルカメラで撮影した日常の風景をもとに、ペンツールを用いた「ロトスコープ」と呼ばれる技術でアニメーション化した映像作品で知られる佐藤雅晴。上顎癌との闘病の末、2019年に45歳で夭逝した作家による26点の全映像作品、38点の全平面作品を展示する回顧展が水戸芸術館現代美術ギャラリーでスタートした。

アジア最大級のヴィジュアル・カルチャー博物館であり、ニューヨーク近代美術館、テート・モダン、ポンピドゥー・センターに比肩する施設と自称する香港の「M+」がついに開館した。ヘルツォーク&ド・ムーロンらが設計した建築やオープニング展、そしてアイ・ウェイウェイらによる政治的に挑発的な作品をめぐる表現の自由について、香港のアートセンター「CHAT」のエグゼクティブディレクターを務める高橋瑞木がレポートする。

世界でもっとも影響力のあるアートフェアのひとつを主催する、フリーズ。創立30年を迎える今年、ロンドンに初めて常設ギャラリー「No.9 コーク・ストリート」をオープンした。イギリスのアート史で欠かせない通りであるコーク・ストリートの歴史を振り返りつつ、フリーズの新たな挑戦について迫る。

作品が発表されるたびに世間の大きな注目を集める覆面アーティスト、バンクシー。有料の展覧会が世界各国で開催されているが、それらはバンクシー本人が合意していない「非公認」で「非公式」な企画で、作品を使ったグッズ販売も同様だ。本稿では、2回に分けてこの作家不在の“非公式シリーズ”について考える。第2回は、日本現代アート界の関係者はこの状況をどのように見ているのか話を聞いた。

アーティスト・佐々木健の個展が鎌倉で開催されている。会場となるのは、祖父母がかつて住んだ家を作家の手によって開いた「五味家(The Kamakura Project)」。本展ではそこに集った人々の痕跡や自身の兄に関連して描いてきた作品が、相模原障害者施設殺傷事件への視点を軸に構成されている。佐々木は絵画、とりわけ油絵具というメディウムによって何を描き出しているのか。横浜美術館館長の蔵屋美香が論じる。

メトロポリタン美術館の西洋絵画コレクションから65点を紹介する展覧会「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」が大阪市立美術館でスタートした。ラファエロからカラヴァッジョ、フェルメール、そしてモネ、ルノワール、ゴッホまで、西洋絵画史500年の流れをたどる本展の見どころを紹介する。

東京都現代美術館が収蔵する約5500点のなかから様々な切り口で作品を展示する「MOTコレクション」展。11月13日に「Journals 日々、記す vol.2」と題した展示がスタートした。そのハイライトとなる作品をピックアップしてお届けする。

映像と彫刻を組み合わせた「ヴィデオ彫刻」で知られ、ヴィデオ・アートの先駆者のひとりと評される久保田成子。その生涯の活動を追った回顧展「Viva Video! 久保田成子展」が東京都現代美術館で開幕した。展覧会のハイライトをレポートする。

世界で初めて一般の人がすべての作品にアクセスできる収蔵施設として、「デポ・ボイマンス・ファン・ベーニンヘン」が11月5日、オランダ・ロッテルダムにオープンした。来館者は作品を保管、研究、修復しているバックヤードに入り、これまで隠されてきた美術館の「舞台裏」を見ることができる。

大宮エリーの新作となる巨大立体アート作品《お花の妖精 フラワーマン》 が、大阪・梅田のうめきた外庭SQUAREに登場した。設置期間は2022年3月14日まで。

今週開幕した、または11月14日までに閉幕する展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。

パリの文化複合施設「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」で、20世紀のロシアを代表する芸術のパトロン、モロゾフ兄弟のコレクションを紹介する「モロゾフ・コレクション」が開催されている。会期は2022年2月22日まで。