企業の新たなビジョン構築を支援。アート思考を活用した独自のビジョン創造プログラム「ビジョンスケッチ」がリリース

電通の社内外横断プロジェクトチーム「美術回路」が、「アート思考」を習得するプログラム「ビジョンスケッチ」を開発。これからの時代の企業に向けて、新たなビジョンを描く支援をする。

 電通のアートをビジネスに生かす活動を行う社内外横断プロジェクトチーム「美術回路」が、「アート思考」を習得するプログラム「ビジョンスケッチ」を開発した。

 企業の従業員や経営層に向けたこのプログラムは、先行きが不透明な時代において、自己の問題意識を起点に新たなビジョンを生み出す「アート思考」を習得する独自の体系プログラム。唯一無二の企業の存在意義(パーパス)の構築や、自律的な組織、人材育成の支援を行う。 

 「美術回路」は、これまでビジネスとアートを両立させる「アート思考」の体系化に取り組んできており、PHP研究所との業界初の通信教育教材『想像力を武器にするアート思考入門』の共同開発や、日本マーケティング協会との概念実証を経て「ビジョンスケッチ」を開発した。

 「ビジョンスケッチ」は、アート思考を「問題提起力」「想像力」「実現力」「対話力」の4つの力に独自に分類。この体系に沿って、現代の多様な価値観が反映された現代美術を対象とした対話鑑賞や、現代美術に精通した美術専門家を交えたワークショップを行うことで、本質的な「アート思考」を習得し、新たなビジョンを描く支援をする。

「ビジョンスケッチ」の体系とプログラム例

 同プログラムが有効な企業や部門を、「美術回路」は次のように想定している。広く社会的な視座から企業の経営方針やビジョンを表現したい経営層や、問題意識を深く探究し新たな事業や世界を創り出したい新規開発事業部門。また、ライフスタイルを変える革新的な商品やサービスを生み出したいマーケティング部門、社員の多様な価値観や自律性を伸ばしイノベーティブな人材を育成したい人材開発部門などだ。 

 また、同プログラムについての詳細を解説するウェビナー「見えない時代に、新しいビジョンを。アート思考型ビジョン創造プログラム ビジョンスケッチ」 もZoomにて11月25日に開催される。

 これからの企業活動において求められる、新たな価値観を生み出す契機となる「ビジョンスケッチ」。プログラムの詳細を、ぜひチェックしてみてほしい。

編集部

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