PREMIUM

第6回

初回のフリーズ・ソウルを振り返る。韓国のアートシーンに何をもたらしたのか?

ロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルスで展開されているアートフェア「フリーズ」が、今年9月に韓国・ソウルで初めて開催した「フリーズ・ソウル」。4日間の会期にわたり7万人以上の来場者が集まり、好調なセールスも報告された。今年のフェアの振り返りや今後の展開などについて、フリーズ・ソウルのディレクターであるパトリック・リーにメールインタビューを行った。

「ドクメンタ15」のタリン・パディ作品から考える対話の可能性・不可能性──アジア・日本の木版画運動の現在地点から

インドネシアのアート・コレクティブ、ルアンルパが芸術監督を務めて、新しい国際展のあり方を提示した「ドクメンタ15」。ここでは、その作品のひとつが「反ユダヤ主義」との指摘を受けたインドネシアのコレクティブ、タリン・パディの展示の全体像を取り上げる。ドイツ・カッセルの会場を訪れた町村悠香が、現代インドネシアの歴史をモチーフとする、バイタリティあふれる木版画作品の数々を紹介しながら、後半では彼らが日本とアジアの木版画コレクティブに与えた影響についても言及する。

INSIGHT

世界が注目するデザイン集団、ヘザウィック・スタジオ。主要プロジェクト28件が日本初展示へ

世界各地で革新的なプロジェクトを手がけるデザイン集団、ヘザウィック・スタジオ。その主要プロジェクトから28件を日本で初めて展示する企画展「ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築」が六本木ヒルズ森タワーの東京シティビューで開催される。会期は2023年3月17日〜6月4日。

NEWS / EXHIBITION

PREMIUM

なぜいま、アジアのアートマーケットが注目されているのか?(前篇)

世界のアートマーケットにおいて、ますます注目が高まっているアジア。この10数年、香港や中国のアートマーケットの台頭を目の当たりにしてきた。しかし、中国本土による香港の民主化運動への弾圧などにより香港のマーケットが衰退していくにつれ、アジアのアートマーケットの勢力図も変化を示している。こうしたアジアのマーケットブームの形成や変化について、ロサンゼルス在住のアートマーケットのジャーナリストであるCheyenne Assilが考察する。

INSIGHT

第1回

「クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ」展がついに日本上陸。圧倒的な夢の空間に没入する体験を

2017年のパリ・装飾芸術美術館を皮切りにロンドン、上海、ニューヨーク、ドーハで話題を集めてきた展覧会「クリスチャン・ディオール 夢のクチュリエ」が、日本に上陸。東京都現代美術館が「夢の空間」に変貌した。会期は12月21日〜2023年5月28日。

PREMIUM

シンガポールに新たな国際的アートフェアが誕生する理由

東南アジア屈指の都市・シンガポールに、新たな国際的アートフェア「ART SG」が誕生する。アジアのアートマーケットがますます注目されているなか、シンガポールはどのような優位性を持っているのだろうか。関係者の言葉とともに考察する。

INSIGHT

PREMIUM

マンガで楽しむ芸術家の姿。チェックすべき15作品

日本が世界に誇るマンガ。そのなかには、古今東西の芸術家たちを主人公に描かれたものも数多く存在する。今回は、マンガ好きのアートライター・坂本裕子が、とくに注目すべき15作品をピックアップ。その魅力をご紹介する。

INSIGHT

PREMIUM

第7回

アートの仕事図鑑:音声ガイドを制作するプロジェクト・マネージャー、上村夏実(アコースティガイド・ジャパン)

展覧会の運営、アートマーケットの運用、コレクターのサポートなど、アートに携わる様々な仕事を紹介する「アートの仕事図鑑」。今回は美術館の「音声ガイド」の企画から制作までを手掛ける株式会社アコースティガイド・ジャパンのプロジェクト・マネージャー、上村夏実に話を聞いた。