2月1日、東京都大田区に新しいアートスペース「馬込アートギャラリー」が開館した。住宅として使われてきた区有施設を改修し、地域所蔵絵画の収蔵・展示を目的に整備されたこのギャラリーは、地域文化の発信拠点であり、区民が気軽にアートに触れられる場として位置づけられている。
同ギャラリーは、大田区が所蔵する絵画コレクションを活用しながら、地域ゆかりの作家を様々な切り口で紹介することを目指すもの。また、施設では地域連携事業として、区内で活躍するアーティストや住民とのワークショップや対話型の共同制作など、参加型のプログラムも実施予定だ。
ギャラリーの開館記念展「地域の美術を 掘り起こす/ 読み替える 大田区所蔵作品選」は5月10日まで開催されており、会期中にはギャラリートークなどのイベントも順次行われる。
開館記念展では館所蔵絵画のなかから、昭和から平成にかけて描かれた大田区らしい作品を紹介。Chapter1では、「郷土の画家」と題し、日本画家・川端龍子のもと、美術団体青龍社に属して活躍した安西啓明(1905〜1999)や、田園調布に生活や制作の場を築いた洋画家・小絲源太郎(1887〜1978)などを中心に取り上げている。地域と深く関わりながら制作を続けた画家の足跡をたどることで、大田区における多層的な歴史を浮かび上がらせる。
Chapter2「郷土の風景」では、画家たちが捉えた大田区の街や風景である仲田好江《馬込風景》(1972)や西田藤次郎《久が原住宅街》(1997)などを展示している。
施設の入館は無料で、地域住民のみならず、幅広い層が立ち寄れる開かれた空間となっている。





















