MAGAZINE

失われた画廊の再編成から見えてくるもの。 松岡剛が見た、「梟コレクション」展

広島のアートギャラリーミヤウチにて、1960〜80年代に地元作家の重要な活動拠点であった「画廊 梟(ふくろう)」の関連資料・作品による展覧会が開催された。コレクションの紹介にとどまらず、オーナーであった志條みよ子の表現に対する姿勢を新たな観点から伝えた本展を、広島市現代美術館学芸員の松岡剛が論じる。

REVIEW

京都初! 美術家・尹煕倉の個展「Sand River Work 砂の流れ ― 鴨川 京都」古代から流れる続ける時間に風景の本質を探る

陶芸家・尹 煕倉(ゆん・ひちゃん)の、京都では初となる個展「Sand River Work 砂の流れ ― 鴨川 京都 」が艸居アネックスと艸居の2会場で開催される。会期は2018年5月12日〜6月9日。砂を採取し、自身で作成した絵具を使用して制作するシリーズの最新作が展示される。

NEWS / PROMOTION

長谷川祐子がポンピドゥー・センター・メッス「ジャパノラマ」で見せた1970年以降の日本現代美術

ポンピドゥー・センター・メッスでは「セゾン・ジャポネーズ」(日本シーズン)の皮切りとして行われた建築展「ジャパン・ネス」に続いて、日本のコンテンポラリー・アートのシーンを網羅する大規模な展覧会「ジャパノラマ」が2017年10月から18年3月にかけ開催された。本展でキュレーターを務めたキュレーターの長谷川祐子に展示の狙いとポンピドゥー・センターが日本の美術にフォーカスする理由を聞いた。

INTERVIEW

第31回

【今月の1冊】日本の美術教育の変遷を見る。『石膏デッサンの100年 石膏像から学ぶ美術教育史』

『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2018年4・5月号の「今月の1冊」は、日本の近現代美術教育史、芸術社会学を研究している荒木慎也の著書『石膏デッサンの100年 石膏像から学ぶ美術教育史』を取り上げる。