リー・ロザーノ、松原壮志朗らの作品に共通するオープンな空気。現代美術家6名によるグループ展「Happy Mind - Natural High」をチェック
有馬かおる、クリスチーナ・トゥフィーニョ、廣直高、リー・ロザーノ、スティーブン・G・ローズ、松原壮志朗の6名によるグループ展「Happy Mind - Natural High」が、東京・北大塚のMISAKO & ROSENで開催されている。本展は、同ギャラリーが定期的に開催しているグループ展シリーズ「Happy Mind」の第3弾。会期は8月26日まで。
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国籍も性別もバックグラウンドも異なる現代美術家6名によるグループ展「Happy Mind - Natural High」が、東京・北大塚のMISAKO & ROSENで開催されている。本展は、同ギャラリーが定期的に開催しているグループ展シリーズ「Happy Mind」の第3弾。
参加作家は、独自の構造的な解釈を持って絵画に取り組む画家の有馬かおる、赤線地区特有のセクシーなイメージにラテンアメリカを彷彿とさせるボディーを融合させた彫刻をつくるクリスチーナ・トゥフィーニョ、「身体」をテーマに多種多様なメディアを用いたインスタレーションを手がける廣直高、いまは亡きアメリカのコンセプチュアルアーティスト、リー・ロザーノ、社会問題を扱った壮大なインスタレーションを展開するスティーブン・G・ローズ、美術史の中に潜む物語をテーマに制作をしている松原壮志朗。
本展では「Natural High」というサブタイトルの通り、極端な心理的ストレスの中に「矛盾した安定性」「一貫した存在」を見出した内容の作品群がならぶ。一見するとどこかぎこちなく不快でありながら、楽観的な精神をたたえた6名の作品。そのオープンな空気感は見る者にどう作用するだろうか。
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