MAGAZINE

まさに人生讃歌。カンパニーXYと振付家ラシッド・ウランダンによる現代サーカス作品『Möbius /メビウス』 が待望の来日公演

フランスを活動拠点とし世界中の注目を集める現代サーカス集団・カンパニーXYと、コンテンポラリー・ダンス界の最前線で活躍する振付家ラシッド・ウランダンによる『Möbius /メビウス』 の来日公演が、10月21日の東京・世田谷パブリックシアター公演を皮切りに、愛知県芸術劇場、ロームシアター京都をまわる。

NEWS / PROMOTION

全国から100軒の美術商が集結。「2022 東美アートフェア」が3日間限定で開催へ

3年に一度開催される「東美特別展」から派生した「東美アートフェア」の2022年版が、10月14日〜16日の3日間で東京美術倶楽部 東美ミュージアムで開催される。100軒の美術商が探し求めた古美術や近代美術、現代美術、茶道具、工芸など幅広いジャンルの美術品が展示販売される。

NEWS / MARKET

港湾都市の土地に刻まれる物語。釜山ビエンナーレ2022を通してたどる歴史の巨大なうねり

9月3日より韓国・釜山の各所を舞台に開催されている「釜山ビエンナーレ2022」。今年は「We, on the Rising Wave(私たちは、立ち上がる波の上で)」というテーマのもと、26ヶ国から64組のアーティストやアート・コレクティブが参加している。植民地支配や戦争の歴史、戦後復興による都市の変容などがあらためて問い直されているいま、釜山の歴史に刻まれた物語や近代以降の都市構造の変遷について考察する今年のビエンナーレの様子を現地からレポートする。

NEWS / REPORT

エゴン・シーレをめぐるウィーン世紀末美術の数々。「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」が東京都美術館で開催へ

芸術の爛熟期を迎えたウィーンに生き、28年という短い生涯を駆け抜けた夭折のアーティスト、エゴン・シーレ。その世界有数のコレクションを誇るレオポルド美術館の所蔵作品を中心に、ウィーン世紀末美術を展観する大規模展覧会「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」が東京都美術館で開催される。会期は2023年1月26日〜4月9日。

NEWS / EXHIBITION

「私」と「君」が「世界」で交差するとき。小金沢智評 林勇気個展「君はいつだって世界の入り口を探していた」

「造船のまち」として栄えた北加賀屋を象徴する旧名村造船所大阪工場跡地にある、クリエイティブセンター大阪。この3フロアすべてを使って大規模なインスタレーションを展開する林勇気個展「君はいつだって世界の入り口を探していた」が行われた。北加賀屋での経験を題材とする映像を中心に、本展をキュレーターの小金沢智がレビューする。

REVIEW

第57回

櫛野展正連載「アウトサイドの隣人たち」:ぼくが描く理由

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第57回は、幼少期より乗り物の絵を描き続ける15歳の立川幹大さんに迫る。