MAGAZINE

PREMIUM

第21回

WORLD REPORT「台南」:重層的な歴史とアイデンティティ。アートを通して共存を目指す芸術祭

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2023年4月号の「台南」では、台湾南部の台南市で開催された、麻豆大地トリエンナーレ「曾文溪の千個のなまえ」を紹介。複雑なエスニシティと植民統治の歴史を持つ台湾のアイデンティティから、同地が抱える様々な問題をひも解いていく。

SERIES / WORLD REPORT

小林古径の生誕140年を記念。「小林古径と速水御舟 ―画壇を揺るがした二人の天才―」が山種美術館で開催へ

近代日本画の歴史に大きな足跡を残した小林古径と速水御舟を、古径の生誕140年という機会に取り上げ、その交流を作品や言葉を通じてたどる展覧会、特別展「小林古径 生誕140年記念 小林古径と速水御舟 ―画壇を揺るがした二人の天才―」が山種美術館で開催される。

NEWS / EXHIBITION

武蔵野美術大学が「生成系人工知能(生成AI)についての学長からのメッセージ」を公開

武蔵野美術大学が学生に向けて公開した「生成系人工知能(生成AI)についての学長からのメッセージ」が話題を呼んでいる。これらは一方的に新技術の利用を制限するものではなく、危惧される側面を鑑みたうえで柔軟に活用することを促すものとなっている。

NEWS / HEADLINE

【DIALOGUE for ART Vol.13】いちばん身近で、信頼できる批評家

「OIL by 美術手帖」がお送りする、アーティスト対談企画。今回は伊藤彩と山本理恵子が登場。京都市立芸術大学で同学年だったふたりは旧知の仲だ。アイルランド・ダブリンでの活動を経て和歌山で制作を続ける伊藤と、京都市立芸術大学の社会人学生として論文の執筆も進める山本は、当時から現在に至るまで作品を介して、信頼できる目を持つ友人として、切磋琢磨してきた。

INTERVIEW / OIL

建築家・内藤廣による過去最大規模の個展。「建築家・内藤廣/Built と Unbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い」が島根県立石見美術館で開催へ

日本を代表する建築家であり、島根県芸術文化センター「グラントワ」の設計者である内藤廣。その過去最大規模の個展「建築家・内藤廣/Built と Unbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い」が同センター内・島根県立石見美術館で開催される。巡回なし・同館のみで開催される貴重な展覧会だ。

NEWS / EXHIBITION

アーティゾン美術館で「ABSTRACTION」が開催へ。セザンヌ、マティス、ピカソから現代までの抽象絵画の覚醒と展開

アーティゾン美術館で「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」が開催される。印象派を起点に、抽象絵画の萌芽から発展まで展観する試みとなっている。会期は6月3日〜8月20日。

NEWS / EXHIBITION

自身の生まれ故郷を主題に失われていくものを見る。第25回写真「1_WALL」グランプリ受賞者・岡﨑ひなたの個展が開催へ

自身が生まれ育った和歌山県の小さな村を撮影し、都市化によって失われつつあるものを取り上げた《水面にカゲロウ》で第25回写真「1_WALL」グランプリを受賞した岡﨑ひなた。その個展「空蝉ミ種子万里ヲ見タ。」が銀座のガーディアン・ガーデンで開催される。会期は5月23日〜6月24日。

NEWS / PROMOTION

PREMIUM

「TRANS, E BASTA. (トランス、それだけ!)」。スコットランド、タイムスパンの事例から見るトランスジェンダーの権利の現在地

スコットランドのハイランド地方にある小さな村ヘルムズデールの公共文化施設「タイムスパン」で、4月8日、9日に週末イベント「Ēastre Weekend」が開催された。そのなかで、トランス運動家で作家のポルポラ・マルカシアーノをフィーチャーした初の写真集『Porpora』の出版記念を軸としたイベントが行われた。このイベントの様子をスコットランド在住のキュレーター・メイボン尚子がレポート。同地における「トランスジェンダーにまつわる権利」の現在地について論じる。

NEWS / REPORT