丸紅が、2021年開館の丸紅ギャラリーで「『ボッティチェリ 美しきシモネッタ』特別公開展」を開催する。会期は3月18日~5月24日。
本展は、東京国立近代美術館で例年開催される「美術館の春まつり」と連携するもので、丸紅が所蔵する日本で唯一のサンドロ・ボッティチェリのテンペラ画《美しきシモネッタ》が特別公開される。
同作のモデルとなった夭折の美女シモネッタ・ヴェスプッチは、《プリマヴェーラ(春)》や《ヴィーナスの誕生》のモデルであったともいわれており、「フィレンツェの春」あるいは「ルネサンスの春」の象徴的存在だ。
同作の公開は、丸紅ギャラリー開館以降、2022年に開催した「開館記念展Ⅲ ボッティチェリ特別展《美しきシモネッタ》」以来2度目。前回に続き、その来歴をたどるとともに、他のシモネッタの肖像画との比較、同作の科学鑑定など、様々な角度から作品の魅力を紹介するという。