流麻二果　讃岐の色　香川の色

　四国村ギャラリー（四国村ミウゼアム内）で、秋の企画展「流麻二果　讃岐の色　香川の色」が開催されている。

　本展では、香川県出身の現代アーティスト・流麻二果が、色を通じて現在を起点に過去を遡り、讃岐の昔と香川のいまをつなぐ。

　かつて八島と呼ばれた屋島からの眺望に遥か昔の「讃岐の色」を想像し、八枚の連作で描いた新作《八島の色》の展示に加え、地元の中高生と現代の「香川の色」について考えた成果をインスタレーションとして展開。

　会場では、四国村ギャラリ―の細長い光の廊下のような建築の特性を活かし、色が通り抜けるような絵画群と重ね色が透過した光で埋め尽くされるインスタレーションによって、色の光廊を実現する。